IME 2010 の「単語の登録」について
PC-Talker 搭載機で Office IME 2010を使っているのですが、「単語の登録」ができません。やり方は、こんな風にしています。
まず、Wordを起動します。Ctrl +F10 キーでIMEのメニューから「単語の登録」を選びエンター。次に、「単語」と「よみ」を入力。タブで「人名」を選んで、さらにタブで移動するわけですが「登録」の項目が出てきません。なお、Ctrl+Altを押しながら下矢印キーを押すと「登録のプッシュボタンA」というところが見つかりました。しかし、どうも 有効になっていないようです。どうすれば、「登録」ボタンを、有効にできるのでしょうか。
マウスを使わずに、PC-Talkerでの音声ガイドを頼りにキーボードのみで IME のユーザー辞書へ登録する方法は、過去、下記ページで紹介しました。
しかし、この時は、Office 2002もしくは、Office 2003でのやり方でした。
Office 2010 のIMEである Office IME 2010では、どうなっているのか再度確認してみました。やり方は、IME 2010になっても、そう変わりはありませんでした。ただ、ちょっと名称が変更になっていたり、新しく入った項目があるのに気がつきました。
それでは、IME 2010 のキーボードのみでのやり方です。
- 日本語入力できるソフトを何か立ち上げます。
Word か PC-Talkerを持っている方は、マイエディットでも良いでしょう。 - IMEのユーザー辞書に単語登録したい変換してもなかなか表示されない言葉や文字列を打ち込みます。文字列をShift+矢印キーで選択し、Ctrl+C キーでコピーをしておきましょう。
- 日本語入力が入っている状態で、Ctrl+F10キーか、もしくは、Ctrl+変換キーを押します。ここで、IMEのメニューが開くのですが、PC-Talkerは、IMEのメニューが開いたことを音声ガイドしてくれません。ここが問題なのですが少し待ってから次の作業へ移ってみてください。メニューが開けば、上下矢印キーでメニュー内の項目は音声ガイドされます。
- IMEのメニューが開いたら、下矢印キーで「単語の登録」まで移動しエンターします。
- 「単語の登録」ウインドウが開きます。
- 「単語(D): のリッチエディット文字入力」と音声ガイドされます。
先ほどの単語登録したい文字が入力済みになっていることでしょう。
なお、IME 2007以降の場合、日本語を入力する際に使ったソフトによっては、「単語」欄に何も入力されていないことがあります。その場合は、自力で入力してみてください。 - Tabキーで「よみ(R): のリッチエディット文字入力」に移動します。ここには、変換時に入力する言葉を入力します。ひらがなやアルファベットで入力してください。
- Tabキーで「(同音異義語などを選択しやすいように候補一覧に表示します) のリッチエディット文字入力」に移動します。ここには、同音異義語の場合の説明を入力します。
- Tabキーで「正しい品詞を選択すると、より高い変換精度を得られます。 名詞」に移動します。ここの「品詞」は、最初、名詞になっていることでしょう。品詞を変更したい場合は、下矢印キーで変更します。
そうしたところ、質問者さんの設定した「人名」を選択してしまうと、もう3つ選択項目が増えているのに気がつきました。「人名」の場合は、ここでもう少し選択をする必要があるのです。
「人名」を選択すると、「姓のみ(Y)」と「名のみ(F)」そして「姓と名(L)」の3つのうちどれかを選択しないと「登録」ボタンが有効になりません。ところが、この「姓のみ(Y)」と「名のみ(F)」そして「姓と名(L)」の3つは、上下左右の矢印キーでは選択できませんでした。Tabキーを押すと「品詞」の項目から出てしまいます。そこで、アクセラレーターキーを使います。「姓のみ」の場合はYキー、「名のみ」はFキー、「姓と名」はLキーを押してください。
これで、「登録」ボタンが押せるようになります。 - 後は「登録」ボタンまで、Tabキーで移動したら、エンターすれば登録完了です。
- 「単語の登録」ウインドウをAlt+F4キーかエスケープキーで閉じれば、終了です。
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