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代わりに操作する場合

前回、勝手に仕様を変更してはいけないという話をいたしました。

さて、今回は、勝手に設定を変更したつもりではなかったのだが、ついうっかり!という私の体験談を紹介いたします。

このユーザーさんは、中途視覚障碍者。
そして、じっくり努力なさるかたです。
新しいことにもよく挑戦なさいます。

本を読むことが好きで、点字図書を読まれるのですが、ないーぶネット  の会員になってからは、パソコンで本のデータをダウンロードしては、自分で解凍し、テキストファイルをスクリーンリーダーで読ませて楽しんでいらっしゃいます。

さて、そんなある日、とあるプログラムのダウンロードとインストールのサポートを頼まれました。

プログラム操作自体は、そんなに難しいものではありませんが少し説明しないとわからないことでしょう。

これから、使い続けるソフトですが、ダウンロードしてインストールから設定は、1回しかしません。
操作方法の説明に時間を取りたかったので、私が代わりにインストール作業をすることにしました。

さて、ここで私は、ついうっかり自分のやり方で作業してしまったのです。

私のやり方はこうです。

プログラムのダウンロードファイル保存場所は、デスクトップ。
インストールと設定が完了したら、ダウンロードファイルをデスクトップ上から削除してお終い。

これで、きれいに終わるはずでした。

ところが、後日、連絡が入りました。

今まで、ないーぶネットからスムーズにダウンロードしていた本の圧縮データが、何度やっても保存されていないというのです。

慌てて見に行きますと、デスクトップ上にたくさんのダウンロードファイルが保存されているのが見えました。

しかし、ユーザーさんは、それに全く気がつけなかったのです。

ユーザーさんは、ダウンロードファイルをいつもマイドキュメントの決まったフォルダ内に保存していたのでした。

インターネットエクスプローラーを使ってWEB上からダウンロードした場合、保存先は最後に保存した所へ次も保存されます。

自分ひとりで使っている場合は、常に決まった所にしか保存されませんので、何の確認もせずとも過ごせたのです。
今回も、いつものように作業されたのでした。

ところが私が保存先を換えてしまったために、いつもと違う場所に保存されていたのでした。
それに全く気がつかず、何回もダウンロード作業を繰り返してしまったのでした。

ダイアログ内の確認作業ですが、晴眼者はパッと見ればわかることでしょう。

しかし、スクリーンリーダで確認する場合は、タブキーでグルッと一回りしてこなければなりません。

試しに「ファイル(F)」の「名前をつけて保存」を開いてみてください。
タブキーを押します。
すると、色が変わったり、点々がついたりして、1つずつ移動していくのが確認できることでしょう。
この部分のテキストをスクリーンリーダは、読み上げてくれます。

ところが手馴れていらっしゃる方は、この確認作業が面倒なので確認せずに次の操作に進んでしまうこともあります。
そして、このような結果になってしまったのでした。

いえ、これは、私が勝手に保存先を替えてしまったのが悪いのですけどね。

ですから、このかたの場合は、いつもダウンロードしているフォルダにそのまま保存。その後、デスクトップへ移動させ、解凍、インストール。
設定まで完了したら、ダウンロードファイルを削除すればよかったのです。

サポータは、いつも自分がやっている通りに作業してはまずいのです。
できるだけ、パソコンユーザーさんのやっている通りに作業するようにしましょう。

そして、なおかつ、後片付けまでしっかりおこないましょうね。

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