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2009年11月

AOKメニューでパソコンを操作する

PC-Talker Vista を Windows VistaへインストールしましてWindowsのスタートメニューをどうしようかなぁ?と思うのですが、今回は、PC-TalkerのAOKメニューでパソコンを操作する方法を考えてみました。

なお、これから紹介する情報は、Windows Vistaだけでなく、Windows XPでも同じように使えますので、どうぞお試しください。

AOKメニューというのは、PC-Talkerをインストールすると一緒についてくるソフトです。PC-Talkerや KTOSの各種設定ができるほか、高知システム開発製品のソフトが簡単に起動させることができます。

そして、ちょっと工夫するとユーザーがよく使うソフトを追加登録することもできるのです。

AOKメニューの起動と終了・閉じる

AOKメニューは、通常、F12キーで起動できるようになっています。

ただし、AOKメニューを「閉じる」ではなく、終了させてしまうとF12キーでは、起動できません。AOKメニューの終了は、Alt+スペースキーでメニューを開いて、「AOK Menuの終了」を選択するか、Shift+Alt+F4キーで可能です。

AOKメニューを終了させてしまった場合は、Windowsの[スタート]メニューの「すべてのプログラム」から「マイ アプリケーション」を開いてAOKメニューをエンターさせなければなりません。

非常に面倒ですので、エスケープキーを押すか、Alt+F4キーを押しての「閉じる」にしておいたほうが無難でしょう。

AOKメニューの操作

AOKメニューの操作は、矢印キーでメニュー内を移動し、目的の項目が見つかったらエンターするだけです。AOKメニュー内の項目は、横書きで上から下へと並んでいます。メニュー間の移動は、左右矢印キーでも構わないのですが、上下矢印キーのほうが晴眼者のサポートを受ける際に都合がよいでしょう。

目的のメニューが見つかったら、エンターすれば起動、もしくは、中へ入ることが可能です。

また、Tabキーで切り替えると「切替メニューの選択」になります。通常に起動した場合は、AOKメニュー内に登録されているソフトを起動させるためのメニュー操作になるのですが、「切替メニュー」になると現在起動しているソフト名が表示されます。

切り替えメニュー内も移動したい該当ソフトを上下矢印キーで選択してエンターすれば該当ソフトへ移動することが可能です。AOKメニューの選択と切り替えメニューの選択は、Tabキーで交互に切り替わります。

AOKメニューによく使うソフトを登録したい

AOKメニュー内に入っているソフトは、高知システム開発製のソフトだけが登録されているわけですが、ここにパソコンユーザーが自分のよく使うソフトを納めることも可能です。

では、その登録方法です。
なお、Windows XPと Windows Vistaの両方とも同じ方法で登録できます。

  1. いつも使うソフトのショートカットキーを見つけます。スタートメニューの「すべてのプログラム」の中にあることでしょう。 見つけたらアプリケーションキーかシフト+F10を押してメニューを開き、「コピー」でエンターします。 Ctrl+C でコピーしたいことでしょうが、スタートメニュー内は、Ctrl+C のコピーは使えません。
  2. 開いていったスタートメニューをエスケープキーで閉じていきます。
  3. AOKメニューを開きます。
  4. Alt+スペースキーでメニューを開き、「マイファイルで開く」でエンターします。
  5. マイファイルでAOKメニュー内のショートカットキーが保存されているフォルダが開きますので、Ctrl+Vキーで先ほどコピーしたショートカットキーを貼り付けます。
  6. 「複写」の確認画面が開きますので、実行をエンターします。
  7. マイファイルをAlt+F4キーで閉じ、AOKメニューもいったん閉じます。
  8. 再度、AOKメニューを開き、新たに登録されたショートカットキーが登録されたかどうか上下矢印キーで確認してください。

Windows Vista のスタートメニューは、右に展開していかないのですが、どこに表示されているのか、実際に見ないとわかりづらいかもしれません。

そして、スタートメニュー内には、各プログラムソフトのフォルダ内にいろいろなコマンドが入っている場合があります。その為か、起動するつもりが間違えてアンインストールしてしまった!という話をよく聞きます。

ユーザーさんが使うメニューだけをAOKメニュー内に登録しておけば、そういったまちがいがなくなり、安心して使えることでしょう。

PC-Talker Vista のインストールについて

今回、PC-Talker Vista をインストールしてみました。

ところが、Windows XPの頃と違って、自動的に進まない部分がありました。これは、PC-Talkerが悪いのではなく、どうも、Windowsの問題のようです。

タイミングさえわかれば、そうでもないのですが、念のため、晴眼者サポータと共にインストールされることをお薦めします。

PC-Talker Vista の必要な動作環境やインストール手順は、インストール用DVDと一緒に墨字と点字のマニュアルが付いてきているはずですが、一応、必要な動作環境を記載しておきましょう。

PC-Talker Vista を使用する際に必要な動作環境

  • パソコン本体:Windows Vista 32ビット版
    Windows Vista 64ビット版には、対応していません。
  • DVD-ROMドライブ(内蔵でも外付けでも可)
    CD-ROMドライブのみの機種には、インストールできません。
  • インストール時 3GB以上の空き容量
    (Windows Vista の動作には、15GB以上の空き容量が必要)
  • 1GB以上のシステムメモリー
  • WAVE出力可能なサウンド機能

インストール手順

パソコンの電源を入れ、管理者アカウントでWindows Vista を起動します。標準ユーザーアカウントでは、インストールしてもPC-Talkerが自動的に起動しません。

PC-Talker Vista のDVDをパソコンに挿入します。VistaからCD-ROMではなくなりました。CD-ROMドライブではなく、DVDドライブに挿入してください。DVDドライブがない機種は、用意する必要があります。

Windowsの「自動再生」の画面が開きます。しかし、この時点では、音声ガイドがまだありません。適当な所でエンターしてみてください。

ポンと言う警告音がなり、「ユーザー アカウント制御画面」が開きます。管理者アカウントでログインしている場合は、Alt+Cキーで続行できます。

もし、標準ユーザーでログインした場合は、管理者のパスワードが必要です。パスワード入力後、エンターで続行できます。

インストールの準備が始まります。

しばらくすると音声ガイドが始まります。使用許諾書に同意する必要があるのですが、許諾書の内容までは音声ガイドされませんでした。エンターして使用許諾契約書に同意してください。

KTOSをインストールするかどうかの確認が表示されます。点字入力を使用するかどうか選択します。点字入力を使用しない場合は、エスケープキーでキャンセルします。サポータは、エンターしてKTOSをインストールしておきましょう。KTOSは、後から自動起動を止めることが可能です。

インストール開始。

セットアップ完了の音声ガイドがあったら、エンターします。しかし、インストールウイザードの画面が何故か選択されていない場合がありました。そんなときは、Alt+Tabで切り替えて、再度エンターしてください。

また、インストールが終了したという音声ガイドもないことがあります。これは、エンターすればインストールが完了します。

.「PC-Talker Vistaが組み込まれました」と音声ガイドされます。念のため、Windowsを再起動しましょう。

.アカウントを複数作っている場合は、再起動後、ログオンの画面が開きます。しばらくすると「ログオンのフレーム」と音声ガイドされます。ログオンしたいユーザー名のアカウントを矢印キーで選択し、エンターするとログオンできることでしょう。

以上でインストール作業は、完了です。

KTOSをインストールしたけれど実際に使わない場合は、下記ページを参考に必要に応じて設定を変更してください。

PC-Talker Vista で 6点(点字)入力をしない場合

さて、肝心の使い方です。

せっかくの Windows Vista ですが、多分、クラッシックスタイルの[スタート]メニューの方が使いやすいように感じます。

とにかくすぐ使いたいかたは、当面、F12キーで起動するAOKメニューからの使用をお薦めします。

パソコンの終了もAOKメニューからどうぞ。電源を切る(スリープ)とWindows の終了の2種類あります。ちょっと席を離れるだけの場合は、電源を切る(スリープ)でどうぞ。長時間、パソコンを使わない場合は、Windows の終了でどうぞ。それぞれ、確認メッセージが出て、終了します。

なお、電源を切る(スリープ)で作業した場合は、何かのキーを叩くとパソコンが自動的に起動します。ただし、ログイン画面になっています。ちょっと待っていると「ログオンのフレーム」と音声ガイドされます。

矢印キーでご自身の「ユーザー名」や「ロックしています」と音声ガイドされる所を探してエンターしてください。パスワードを設定している場合は、パスワードを入力してエンターします。ほどなく、Windows が起動するはずです。

Word2007とExcel2007の操作画面について

Microsoftの新OS Windows Vistaと一緒にMicrosoft Officeも新しいバージョンが発売されました。Office 2007となった、今回のWordやExcelは、どんな感じなのでしょう?

今回は、Word2007やExcel2007の操作面について少し紹介いたします。

Word2007とExcel2007の見た目は、全く変わってしまいました。ユーザーインターフェースと言われる、操作画面が全く違ったものになりました。

まず、メニューバーがありません。従来のメニューバーからプルダウンメニューの表示ではなく、コマンドはすべて「リボン」と呼ばれるツールバーのような部分に表示されています。そして、各コマンドは、タブごと、グループごとにまとめられています。

インターネットエクスプローラー7もメニューバーがなくなりましたが、これは、Altキーを押せば表示されます。しかし、Word2007とExcel2007の場合は、Altキーを押してもメニューバーは、表示されません。代わりにタブやコマンドに、アクセラレーターキーみたいな記号が表示されました。Office 2007のヘルプを見ると「キーヒントの文字が表示されたバッチ」と書いてありました。これに従って、操作してみると「ホーム」タブはHキー、「挿入」タブはNキーで開きました。

では、キーボードだけでの操作は、どうなのでしょう?

  • Altキーでリボン上部のタブに入ることが可能。
  • 左右矢印キーでタブ項目の移動可能。
  • リボン内部には、Tabキーと下矢印キーではいれる。
  • リボン内に入ってしまえば、上下左右矢印キーで移動可能。

しかし、矢印キーでの移動は、見えるから移動可能でしょう。「ホーム」タブでは、「フォントの種類」や「フォントサイズ」のプルダウンメニュー内に入ってしまうと、動けなくなりました。しかし、Tabキーで移動させると順番に移動することができました。

ところで、Windows Vistaは、設定を変更するとWindows 98やWindows ME時代のような感じの「クラシックタイプ」に変更することが可能です。Office 2007は、リボンを使わないOffice 2003のようなタイプにできるのでしょうか?

Microsoftからの答えは、NOだそうです。この先、Microsoft Office製品は、このリボン形式の操作画面で行くそうです。

なお、各グループ名の右隅に小さな斜めの矢印のアイコンがあります。そこもキーヒントの文字が表示されていますので、キーボードだけで開くことが可能です。各グループの小さな斜めの矢印のアイコンは、従来のダイアログボックスが表示されるようになっていました。

スクリーンリーダーが、Office 2007をどこまで音声ガイドしてくれるかが、ネックになりそうなWord2007とExcel2007です。

Microsoftの公式コメントでは、こんなふうに発表されています。

以前のバージョンの Word で使用されていた、Alt キーでメニューとコマンドにアクセスするショートカットは、Word 2007 でも引き続き使用できます。ただし、以前のメニューが表示されなくなったため、ショートカットに使用するキーを画面上で確認することはできません。したがって、使用するショートカットはすべて覚えておく必要があります。

キーボードを使用する - トレーニング - Microsoft Office Online より

必要なコマンドを覚えないと、操作は難しいかもしれません。

Windows Vistaをキーボードだけで操作する場合

2007年1月30日にMicrosoftの新OS Windows Vistaが発売されました。
一般的な使い方の検証を始めていまして、私のサイトでも徐々にわかってきたことを紹介しています。

1から始めるお母さんのためのパソコン教室 Windows Vista 版

さて今回は、そんな中でわかってきた、Windows Vistaをキーボードだけで操作する場合についてを紹介いたします。

基本的な操作方法は、Windows XPからさほど変わっていません。しかし、初期設定のままで使うのは、やはりいろいろな部分でつらいことがあります。それなりの設定変更が必要だろうと思っています。

その代表的な部分はデスクトップと[スタート]メニューです。では、どんな感じなのか、ご紹介しましょう。

Vistaのデスクトップ

デスクトップでパッと目が行くのがガジェットが表示されているサイドバーです。ガジェットというのは、ほとんどがデスクトップの飾りの一種です。時計や画像のスライド、カレンダー、CPUの使用率などがあり、ユーザーの必要に応じて表示したり削除したりすることもできます。

しかし、キーボードで操作していると、どうしてもガジェットを選択してしまい邪魔だと感じることがあります。選択しても表示されているだけのガジェットがほとんどなので、何の操作もできないことが多いのです。ユーザーしだいであろうと思うのですが、邪魔だと感じた場合は、表示しない方が無難かもしれません。

また、Aero(エアロ)と呼ばれる、ウインドウを立体的に表示する機能もつきました。しかし、これも立体的に見えるという機能です。パソコンによっては、エアロを使っていると動きが遅くなるという話をよく聞きます。エアロも機能を止めておいたほうが無難でしょう。

[スタート]メニューについて

Windows Vistaの[スタート]メニューも見た目と操作方法が大きく変わりました。まず、「すべてのプログラム」を選択してもサブメニューが表示されません。フォルダが開いていくような形式となりました。

また「すべてのプログラム」のPキーや、コントロールパネルのCキー、パソコンを終了するためのUキーといったアクセラレーターキーが使えなくなりました。Windows XP以前ならば、Pキーで「すべてのプログラム」に移動できましたが、使えなくなっているわけです。[スタート]メニュー内の移動は、上下左右のカーソルキーとなります。慣れれば、使えるようになるとは思いますが、Windows XP以前の[スタート]メニューやクラシックタイプに慣れている場合は、Vistaもクラシックタイプの[スタート]メニューに変更してしまったほうが無難でしょう。

紹介した内容の変更方法

今回、紹介した内容の変更方法は、マウスでの設定変更方法になりますが、1から始めるお母さんのためのパソコン教室 Windows Vista 版 の「Windows Vista のいろいろな設定方法について」ないにあります。

Windows Aero の機能を止めたい

クラシックスタイルに変更したい

さて、私がWindows Vistaを使ってみて、一番悩んだのは、パソコンの終了でした。Microsoftでは、パソコンを完全に終了させてしまうのではなく、スリープにすることを推奨しています。

Windows XPは、[スタート]メニューを開いて上矢印キー1回で終了オプションにたどりつけました。しかし、Windows Vistaは、上矢印キーではなく右矢印キーです。

ところが、この右矢印キー1回でたどりつくのところ、アイコンの形がパソコンの電源ボタンの形なのです。これは、どう見ても終了ボタンです。終了したはずなのに、電源が入っている!なぜ?

スリープなので、電源は切れないのです。[スタート]メニューを開いて右矢印キー3回でシャットダウンにたどりつけます。これは、わかりにくいと思いました。

なお、パソコンの終了方法は、[スタート]メニューだけでなく、Alt+F4でも可能です。何のプログラムも起動していないことを確認してからどうぞ。この場合の終了画面は、何だか、Windows MEの終了画面に似ています。「Windowsのシャットダウン」画面が開いたら、上下矢印キーで実行したいコマンドを選択してエンターしてください。

PC-Talkerでインターネットエクスプローラー7を使う

インターネットエクスプローラ内の一部の文字列をコピーしたいで、インターネットエクスプローラー8を紹介しましたが、その前に、Windows XPでインターネットエクスプローラー7の使い方を紹介しましょう。

インターネットエクスプローラー7が使えるWindows XPは、サービスパック2です。サービスパック1やサービスパックのないWindows XPでは、インストールできません。

PC-Talker XPでの対応可能なバージョンは、2.00以上です。なお、PC-Talker XP Ver.2.00以上は、MMメール携帯に対応していません。一旦バージョンアップすると、アンインストールして前のバージョンに戻したつもりでも、MM メール携帯の不具合は解消されませんのでご注意ください。

では、いよいよインターネットエクスプローラー7でのホームページ閲覧方法です。シフトキーで全文読み、これは、変わりありません。

また、ページを開けてすぐに「何とかかんとかの文字入力」と音声ガイドされた場合は、ページ内の文字入力欄にカーソルが入っています。その場合は、すぐTabキーでページ内のリンク項目を移動することが可能です。

ところが、ページを開けてすぐに「何とかかんとかの文字入力」と音声ガイドされないページでは、Tabキーで移動すると、インターネットエクスプローラーのツールバーを通り抜けないとページ内に、はいれません。PC-Talkerは、このツールバーの項目をいちいちページのタイトル名をつけて読み上げます。最後まで聞かないと何のツールなのかわかりません。

そこで、ページ内にすぐ入りたい場合は、まず、Ctrl+下矢印キーを1回押します。するとページ内にすぐはいれます。後は、Tabキーでのリンク項目移動が可能となります。また、Ctrl+下矢印キーで一段落ずつ読み上げさせながら移動していっても良いでしょう。

なお、Ctrl+上下矢印キーは、カーソル位置から上下の項目へ移動して読み上げるというコマンドです。PC-Talkerの設定「拡張設定」でインターネットエクスプローラーの設定が「インターネットエクスプローラでダイレクトキーを使用する」にチェックが付いているパソコンの場合は、Ctrlキーなしの上下矢印キーのみで、この操作が可能になります。

ただ、一般的には、上下矢印キーのみでページ内を上下にスクロールさせて閲覧するという方法を取ります。晴眼者と一緒に同じパソコンを使っている場合は、ダイレクトキーを使用する設定にしない方が無難でしょう。

インターネットエクスプローラー7には、ツールバーがキーボード操作でも使えるようになりました。

ところで、スクリーンリーダーユーザーさんは、何とも思わないのですが、晴眼者には、びっくりするような表示になっています。メニューバーがどこにも見あたらないのです。見えないだけで、隠れているのですけどね。

インターネットエクスプローラー7でAltキーを押してみてください。ちゃんとメニューバーが表示されますよ。

インターネットエクスプローラ内の一部の文字列をコピーしたい

今回の質問は、ITサポータさんからいただいたものです。

インターネットエクスプローラーで開いたページ内のメールアドレスやIDなど一部の文字列をコピーしたいのです。私がマウスで選択してコピーするのは、簡単なのですが、PC-Talkerユーザーさんにキーボードで操作してもらう場合は、どういうふうにしたらよいのでしょうか?

というものです。

そうなのです。インターネットエクスプローラー6や7上では、キーボード操作だけである特定の文字列を選択してコピーすることが難しいのです。インターネットエクスプローラー8になってカーソル ブラウズが使えるようになりましたが、このインターネットエクスプローラー8は、また今度紹介しましょう。

さて、インターネットエクスプローラー6や7で開いたページ内の一部の文字列を選択してコピーしたいという状況は、よくあります。

メールアドレスやユーザーID、割り当てられたパスワードなどなど。

これは、スクリーンリーダーの音声ガイドを聞いて覚えると、間違えやすいものです。ということで、正確に書き出したい場合は、やはり文字列をコピーしてどこかに貼り付けないと無理でしょう。

モニターが見えてマウスが使えるユーザーさんの場合は、その文字列をマウスで選択すれば、簡単な作業です。しかし、モニターを見ることができないユーザーさんの場合は、どうしてもキーボードでの操作で何とかしなければなりません。しかし、インターネットエクスプローラー上では、キーボード操作だけで特定の文字列を選択することはできません。

PC-Talkerのマイサポートでマニュアルを確認すると、こういう風に記載されています。

Ctrl+Alt+Sでホームページの内容をクリップボードにコピーできます。クリップボードの内容はテンキーのクリップボード読みで確認できるほか、MyEditなどのエディタでは張り付けコマンドを利用して内容を知ることができます。

Ctrl+Alt+Sは、インターネットエクスプローラーのページ内で音声ガイドされる内容全てをクリップボードに貼り付けるというコマンドです。全て選択して、Ctrl+Cでコピーした場合は、テキスト部分だけのコピーになります。しかし、Ctrl+Alt+Sは、Ctrl+Cではコピーできないページ内の画像代替テキストまで取り込んでコピーしてくれるのでした。

また、テンキーのクリップボード読みは、テンキーが備わっているパソコンで使用すると便利です。クリップボードにコピーした内容が複数行に渡っている場合、テンキーをクリップボードモードに切り替えると、テンキーがカーソルキーのような役目をしてくれるようになるという機能です。ただし、ノートパソコンなどのように、テンキーを何かのキーと切り替えて使うタイプは、混乱しやすいのでご注意ください。

テンキーのクリップボード読みの切り替えは、Ctrl+Alt+Homeキーで「クリップボード」と音声ガイドされたら使えるようになっています。なお、使い終わったら、Ctrl+Alt+Homeで通常の「テンキー」に直しておくことをお忘れなく。

さて、今回問題の特定の文字列を選択したい場合は、Ctrl+Alt+Sキーでページ内を全てクリップボードにコピーしてからマイエディットなどにCtrl+Vキーで貼り付けます。後は、ゆっくり必要な文字列を探して、選択し、コピーするとよいでしょう。

また、こんな方法もあります。

インターネットエクスプローラー内をCtrl+下矢印キーで1行ずつ読んでいきます。必要な文字列が出てくる箇所が見つかったら、Ctrl+Alt+Mキーを押します。Ctrl+Alt+Mキーは、インターネットエクスプローラーでのリンクのURLを読み上げて、クリップボードにコピーするコマンドなのですが、Ctrl+矢印キーで読み上げた内容もクリップボードにコピーしてくれます。後は、マイエディットへ移り、Ctrl+Vで貼り付けます。必要な文字列を探して選択し、コピーしてみてください。

この方法は、ページ内すべてではなく、かなり範囲を絞ってコピーし貼り付けていますので、必要な文字列を探すのが少しスムーズでしょう。

ただし、Ctrl+上下矢印キーは、Webサイトの作り方によって使えないページもあります。同じところをグルグル回ってしまうことがあるのです。

Webページとユーザーさんの都合のよい方法でサポートしてみてください。

インターネットエクスプローラーで文字編集をするコツ

今回の質問は、PC-Talkerユーザーさんからいただいたものです。

インターネットエクスプローラーで文字入力をした際に、ちょっと間違えてしまいました。直そうと思い、カーソルキーで移動してみました。しかし、書き込まれている文字を読み上げてくれません。どうしたらいいのでしょうか?

確かに、PC-Talkerでインターネットエクスプローラーを操作すると、テキストボックス内に文字を入力している最中は、音声ガイドしてくれるのですが、一旦確定してしまうと音声ガイドしません。

実は、PC-Talkerでは、一般のパソコンにはないテキスト編集ボックスを開くことができるのです。

インターネットエクスプローラーで文字入力することは、たくさんあります。どこかのサイトに登録する、アンケートに答える。

自分の名前やメールアドレスを入力することは、そうそう間違えないことでしょう。しかし、最近はやりのブログにコメントをつけたい場合。テキストボックスに直接入力していくうちに、ちょっと間違えてしまった。編集をしようと思うのだけれども、カーソルキーで移動しても入力し終えた文章を読んでくれないのです。

マイエディットやメモ帳などにあらかじめ書き出しておいて、それをコピーして貼り付けると言う手もあります。でも、どうしてもインターネットエクスプローラー上で編集したい。

こんな時、ファンクション2キーを押してみてください。テキストボックスの編集画面が開きます。ただし、この画面は、PC-Talker搭載機のみで表示されるものです。PC-Talkerの搭載されていないパソコンにはない機能ですので、ご注意ください。

先に文字入力をして ファンクション2キーを押した場合は、まず、カーソルキーを押してください。先に入力されている文字列が選択されている状態になっていますので、そのまま入力し始めると、せっかく書いた文字列が削除されてしまいます。カーソルキーで選択を解除しましょう。

後は、文字列を音声ガイドしてくれることでしょう。この中で編集してみましょう。

途中、改行したいと思う場合は、シフト+エンターキーを押します。エンターキーだけだと、テキスト編集ボックスが閉じてしまいます。エンターキーは、編集作業をし終えてから、押してください。なお、エスケープキーでも、テキスト編集ボックスが閉じるのですが、テキスト編集ボックスで文字入力したり、編集したりした文字列もエスケープされるのか、せっかく書いたのになくなってしまいます。文字入力、編集後は、エンターキーで閉じましょう。

実は、このテキスト編集ボックスのような機能は、インターネットエクスプローラーの他にもあります。Excelでもファンクション2キーで「セルの編集画面」が開くようになっているのです。

ただ、Excelの場合、PC-Talkerを搭載していないパソコンでは、数式バーに移動します。セルの編集画面と数式バーでは、かなり仕様が違います。数式バーではできるのに、セルの編集画面ではできないことがあるのです。

サポートする際は、どうぞ、ご注意ください。

Windowsのユーザー補助について

今回は、Microsoftさんの取り組んでいらっしゃるアクセシビリティ、Windowsのユーザー補助についてご紹介しましょう。

今まで、スクリーンリーダー搭載機を中心とした話を書いてきました。しかし、スクリーンリーダーを使う程ではないけれど、ちょっと都合が悪いというかたも大勢いらっしゃいます。

何らかの支障があって一般的な設定のコンピュータが操作しにくい場合でも、パソコンの設定を変更すると操作しやすくなる場合があります。Windowsでは、「ユーザー補助」を使うと、その設定変更が可能です。

加齢や障碍にともなう視力低下によって、画面の文字やマウスポインタなどが見づらい。こんなかたに、パソコンを見やすくする設定方法があります。

Windows ユーザー補助にある「拡大鏡」を使ったり、画面の解像度を低めに設定すると、表示が大きくなって見やすくなるのです。

なお、Windows XPでの各設定方法は、下記の私のサイトをご参照ください。

福祉情報技術コーディネーターについて

2006年11月12日に第11回 福祉情報技術コーディネーターの認定試験を受けてきました。とはいえ、初めてだったので、2級なのですけどね。

200612月4日に合否の発表がありまして、なんとか合格することができました。すごく難しかったです。

でも、今回合格できたのは、皆さんからいただいているいろいろな情報のおかげなのです。深く感謝いたします。

さて今回は、この「福祉情報技術コーディネーター」についてを紹介いたしましょう。

福祉情報技術コーディネーターとは、

障害者(高齢者を含む)のために、コンピュータを含む支援技術と、補助機材をその障害に応じて結びつけ自立をサポートできるように、環境提案とその操作技術を教えるための指導者としての能力を認定する

という民間の資格です。

全日本情報学習振興協会:福祉情報技術コーディネーター認定試験」より

取得できる資格は、1級から3級まであります。

ITサポータをされているかたなら、パソコンのサポートをする際、小学生向け、一般向け、ちょっと高度なかた向けとサポート方法を変えることでしょう。

これが障害者や高齢者に対する場合、どうするかということになります。

具体的にどういったことに気をつけてサポートしたらよいか考えることのできる人材を育成するための認定試験です。

試験内容は、パソコンを使った支援技術方法に関してもありますが、パソコンを使わないその他の支援技術方法やコミュニケーションの取り方といった知識も必要となります。また、医師、看護師、保健士、OT、PT,ST,社会福祉士、介護福祉士、教員免許取得者(盲・聾・養護学校)といった国家資格取得者は、一部免除してもらえる「障害教養総論」も入ります。

そして、1級には、小論文も加わります。内容は、障害のある人からの相談に対してどんな支援をしたらよいか選択し、適用する実践的な方法についてだそうです。

ただし、支援対象範囲は、視覚障害者だけではありません。かなり広いです。肢体不自由、聴覚障害、言語障害、知的・認知障害、はたまた重複障害とかなり多岐にわたって勉強しなければなりません。

詳しくは「福祉情報技術コーディネーター認定試験 出題内容」をご参照ください。

今回初めて、この認定試験を受けてみたのですが、パソコンの技術もかなり高度な知識を求められました。そして、福祉に関する内容は、私の全く知らなかった部分をかなり勉強することとなりました。

なお、試験は、マークシート方式の筆記試験になります。パソコンを使っての試験ではありません。

認定試験を受けるためのテキストは、e‐AT利用促進協会が監修している下記の3冊です。

  • 詳解 福祉情報技術〈1〉障害とテクノロジー編―福祉とテクノロジーの共存をめざして
  • 詳解 福祉情報技術〈2〉生活を支援する技術編―福祉とテクノロジーの共存をめざして
  • 福祉情報技術コーディネーター認定試験―速習・独習テキスト

どれも、かなりボリュームのある本で難しいです。しかし、パソコンによって、障害者の世界は確実に広がります。ITと福祉をつなげるために、学んでみてはいかがでしょう?

ロービジョンの人へのITサポートについて

最近では、いろいろな所で視覚障がい者へのIT支援がおこなわれるようになっていますね。とっても、うれしいことです。

さて、今回は、そんなIT支援をされている晴眼者サポータさんからいただいた質問を紹介いたします。

弱視の人にパソコンサポートをしていらっしゃるのだそうですが、何だかうまくいかないのだそうです。

「視覚障がい」と一概に言ってしまいますが、一般的にどういうイメージがあるでしょうか?全く視力のない全盲の人を思い浮かべるかもしれませんが、ある程度、視力のある人も含まれるのです。

日常生活において視覚を活用できない視覚障がいのことを全盲と言います。そして、日常生活において視覚を活用できる視覚障がいのことを弱視(ロービジョン)と言います。

さて、今回の晴眼者サポータさんは、ロービジョンの人にパソコンの画面を見ずに、スクリーンリーダーの音声ガイドを聞いて操作するようサポートしてみたのだそうです。

確かに、全盲の人は、そういうふうに操作しているわけですからね。

しかし、何だかうまく行かないのだそうです。

いろいろ詳しい話を聞かせていただいたのですが、どうも、原因は、ロービジョンの人に全盲の人と同じ方法でサポートしているからだと感じました。

少しでも視力のを活用できる人に対して、「全く見るな」と言うのは、無理な話しでしょう。ある程度は、画面を見て操作してもらった方がスムーズだと思います。

ただ、パソコンの画面が晴眼者が使っているような標準の設定では、見づらいことでしょう。画面の設定を「弱視向けの設定」にする必要があります。

PC-Talker XPでは、「PC-Talkerの設定」の中に「ユーザー補助」があり、そこで「弱視者向け設定」ができますし、Windows XPでは、アクセサリの「ユーザー補助」の中に「ユーザー補助の設定ウィザード」がありますので、これで設定できます。

ただ、どういう具合に設定をすればいいのかは、各パソコンユーザーさんによって違います。

字が大きければ見えるのではないか?と思い、大きくしてみる。「それが、返って見えないのです」と言われてしまった。

理解できますでしょうか?

ロービジョンの人の中には、視野狭窄と言って視野の中心部しか見えない人もいらっしゃいます。そんな人には、文字が大きすぎると視野からはみ出してしまって、何と書いてあるのかわからなくなるのです。

視野狭窄とは逆に、視野の中心部分が見えにくい人もいらっしゃいますし、ぼやける、まぶしい、薄くて見にくいと様々な見え方があります。また、これらがいくつか組み合わさった見え方の人もいらっしゃいます。

文字の大きさは、どのくらいなら見やすいか。明るさは、背景が白よりも黒のほうが見やすいのではないか。文字の色はどんな色が良いか?

本当は、視能訓練師のようなかたと一緒にサポートできるといいのでしょうね。

見え方が皆さん同じではありません。パソコンの画面の設定をその人に応じたものにして、サポートしてみてください。

Internet Explorer を通常使用するブラウザとして設定する

PC-Talker XP ユーザーさんからこんな質問をいただきました。

Windows XP と PC-Talker XP で IBM ホームページ リーダー V3.04を使用しています。現在、ホームページ リーダーが標準ブラウザとなっているのですが、これを元のInternet Explorerが標準ブラウザになるように戻したいのです。どうすれば、良いのでしょう?

私自身は、現在、ホームページ リーダーを持っていないので、確認できないのですが、確か、インストール後、起動すると「ホームページ リーダーを規定のブラウザにするか?」と言ったようなことを聞かれたと記憶しています。
ここで、「はい」にすると、その後は、ホームページ リーダーが通常使用するブラウザになってしまうのです。

標準ブラウザとのことですが、規定のブラウザとも言います。要は、通常使用するように設定されているブラウザのことです。

そう設定されているとどうなるのかというと、例えば、メールにURLが記載されていて、そのページを開こうと思ったとき。URLを選択してブラウザを起動させますね?その際に、自動的に起動してくるブラウザが「規定のブラウザ」として設定されているものとなります。質問者は、これがホームページ リーダーで起動してくるので、何か不都合が生じているのでしょう。

ホームページ リーダーとは、音声読み上げ機能を持っているブラウザのことです。

Internet Explorerを使う場合は、PC-Talkerなどのスクリーンリーダーと併用して使わないと、読み上げてくれません。それが、ホームページ リーダーは、スクリーンリーダーを起動させなくてもページ内を自動的に読み上げてくれるのでかなり便利なのです。

では、ホームページ リーダーが規定のブラウザになっているパソコンを元のInternet Explorerがとなるように戻す方法です。

なお、今回のInternet Explorerのバージョンは「6」とします。まずは、Internet Explorerを起動させてみてください。

Internet Explorerの起動時に「Internet Explorer は、既定のブラウザとして設定されていません。規定のブラウザとして設定しますか?」と聞かれたら、「はい」にすれば、これで、Internet Explorerが標準のブラウザになります。

しかし、聞かれなかった場合は、下記のように設定を変更してみてください。

  1. Internet Explorerのツールバー「ツール」より「インターネット オプション」を開きます。
  2. タブ内を「プログラム」まで移動し、タブキーで中に入ります。「Internet Explorer の起動時に、通常使用するブラウザを確認する」の部分が「チェックなし」になっていると思いますので、スペースキーでチェックをつけます。
  3. 「OK」まで移動しエンターします。
  4. Internet Explorerを一旦、閉じます。
    場合によっては、パソコンを再起動したほうがいいこともあります。
  5. 次にInternet Explorerを起動させた時に、「Internet Explorer は、既定のブラウザとして設定されていません。規定のブラウザとして設定しますか?」と音声ガイドされるはずです。「はい」でエンターすると、Internet Explorerが標準のブラウザになるはずです。

ただ、これもうまく行かない場合があります。
そのときは、下記のようにして設定を変更してみてください。

  1. Internet Explorerのツールバー「ツール」より「インターネット オプション」を開きます。
  2. タブ内を「プログラム」まで移動し、タブキーで中に入ります。「ウェブの設定のリセット」ボタンを押します。
  3. リセットして良いかどうか聞かれます。なお、ブラウザの起動時のページを変更したくないのであれば、「ホームページもリセットする」のチェックははずしてください。
  4. 「はい」を選択し、「OK」を選択すれば作業完了です。
  5. Internet Explorerを一旦、閉じます。場合によっては、パソコンを再起動したほうがいいこともあります。

これで、設定がリセットされて、規定のブラウザに設定できることでしょう。

参考サイト:Microsoft
Internet Explorer を通常使用するブラウザとして設定する方法 

Windows XP版 [スタート]メニューを使ってみよう!

[スタート]メニューによく使うソフトを追加するで、Windows XPのクラシックタイプの[スタート]メニューにパソコンユーザーがよく使うショートカットアイコンを設置する方法を紹介しました。

あれは、私自身がWindows 95時代からパソコンを使い続けているため、何となく、Windows XP版の[スタート]メニューになじめなかったからです。

しかし、いつまでもクラシックタイプのスタート メニューというのも、どうかな?と思いまして、しばらくWindows XP版で使いやすい方法を模索しておりました。

少しまとまってきましたので、Windows XP版の[スタート]メニューでの設定変更方法とショートカットアイコンの設置方法を紹介いたします。

ただ、この方法は、Windowsパソコンを初めて使うスクリーンリーダーユーザーさん向きかもしれません。従来のクラシックタイプの[スタート]メニューに慣れてしまっている場合は、混乱するかもしれませんので、ご注意ください。

さて、Windows XPの[スタート]メニューは、初期設定のままだとパソコンユーザーがよく使うプログラムのショートカットアイコンを自動的に表示してくれるようになっています。これは、非常に便利なようなシステムなのですが、いろいろ起動させていると、今まであったショートカットアイコンがなくなってしまうことがあるので、混乱の元となりやすいです。

まずは、この設定を変更してしまいましょう。

Windows XP版 [スタート]メニューの設定変更方法

  1. スタートメニューの「設定」か、コントロールパネルから「タスクバーと[スタート]メニュー」を開きます。
  2. 「タスクバーと[スタート]メニューのプロパティ」が表示されたら、シフト+タブキーで移動し、左右の矢印キーで「[スタート] メニュー」タブを開きます。
  3. タブキーで移動し「[スタート] メニュー」の「カスタマイズ」ボタンを エンターします。なお、ここが「クラシック[スタート]メニュー」になっている場合は、上矢印キーで「[スタート] メニュー」に変更してから「カスタマイズ」ボタンをエンターしてください。
  4. 「[スタート]メニューのカスタマイズ」が開きますので、「全般」タブを開きます。
  5. 「全般」タブのプログラムより「[スタート]メニューに表示するプログラム数」を0に設定します。
  6. 「詳細設定」タブに移動し、タブキーで[スタート]メニュー項目内に移動します。下矢印キーで移動し「[スタート]メニューに項目をドラッグ/ドロップできるようにする」にチェックが付いているかどうか確認します。チェックが付いていない場合は、スペースキーでチェックを付けます。
  7. タブキーで「OK」ボタンまで移動し、エンターします。また、「タスクバーと[スタート]メニューのプロパティ」も「OK」ボタンで閉じます。

以上で[スタート]メニューに関する初期設定は完了です。これで、スタートメニューは、Windows XP版になったことでしょう。

では、一度[スタート]メニューを開いて確認してみましょう。スクリーンリーダーユーザーさんは、[スタート]メニュー内を下矢印キーで確認して行ってみてください。

「インターネット」に「電子メール」そして、「すべてのプログラム」と並んでいたことでしょう。ここの「インターネット」と「電子メール」には、「標準」に設定されているブラウザやメールソフトが自動的に組み込まれています。

そして、もっと下矢印キーで移動すると、その続きは、「マイドキュメント」、「マイピクチャー」となっていると思います。

Windows XPの[スタート]メニューは、縦に2列の構成になっています。上下矢印キーで順番に移動することもできますが、下矢印キーを押してから、すぐに右矢印キーを押すと2列目にあるマイドキュメントへ移動できます。

なお、終了オプションの位置は、従来通りです。スタートメニューを開いたら、すぐに上矢印キーを押すと見つかるでしょう。

では、引き続き[スタート]メニュー内によく使うショートカットアイコンを設置する方法を説明しましょう。なお、これから設置するよく使うショートカットアイコンは、「電子メール」と「すべてのプログラム」の間に配置されます。

Windows XP版 [スタート]メニューによく使うショートカットアイコンを設置する方法

  1. いつも使うソフトのショートカットキーを見つけます。[スタート]メニューの「すべてのプログラム」の中にあることでしょう。
  2. 見つけたらアプリケーションキーかシフト+F10を押してメニューを開き、「[スタート]メニューにアイコンを追加」でエンターします。これで、スタートメニューにアイコンが追加されました。
    引き続き行う場合は、このまま、プログラムを見つけては、「[スタート]メニューにアイコンを追加」の作業をしていってください。
  3. 作業が終わったら、開いていった[スタート]メニューをエスケープキーで 閉じていきます。

以上です。

後は、[スタート]メニューを開いて下矢印キーでアイコンが追加されているか確認してください。

Windows XP版の[スタート]メニューの使い方

Windows XP版の[スタート]メニューは、縦2列になっています。下矢印キーで入っていくと、左側の列の上から下へ移動していきます。一番下まで行ったら、右側へ移って、また上から下へ移動していきます。

上矢印キーで入って行った場合は、右側の列の下から上へ移動していきます。これも一番上に行ったら、左側へ移ってまた下から上へ移動していきます。

矢印キーで順番にたどって見つけても良いですし、起動アイコンの名前がアルファベットでつけてある場合は、その頭文字を打っても行くことができます。

なお、左側の列には、プログラムのショートカットアイコンがならんでいます。

右側の列は、My Documents やマイコンピュータ、コントロールパネルといった設定に関するものが並んでいます。右側のコマンドへ行くときのアクセラレータキー(コマンドの後ろについている括弧付けのアルファベット文字)も使用可能です。

多分、スクリーンリーダーユーザーさんは、左側をよく使うことと思います。右側は、必要に応じて使ってください。

ただ、Windows XP版のスタートメニュー内には、「ゴミ箱」のショートカットキーが入りません。どうしても、[スタート]メニュー内にゴミ箱を置きたい場合は、クラシックタイプをご使用ください。

デスクトップにある PC-Talker や KTOS のアイコンを特定のアカウントにだけ表示する

デスクトップに置かれている PC-Talker や KTOS のアイコンは、すべてのログインアカウントで表示されるようになっています。 「自分のアカウントではいらないから」と削除してしまうと、これまたすべてのアカウントでも削除されてしまいます。 そこで特定のアカウントのみ、表示させたい場合は、下記のように作業してみてください。

なお、Windows Vista での PC-Talker Vistaを使って説明いたします。

  1. マイファイルを起動。
    ※Windowsのエクスプローラーで操作すると目的のフォルダーが見つからない場合があります。
  2. OSが収まっているドライブの Users\Public\Desktop を開く。
  3. ここに、PC-Talker Vista と KTOS のショートカットがあることでしょう。両方とも選択して Ctrl+X キーで切り取ります。
  4. 引き続き、マイファイルでPC-Talkerを使うユーザーのデスクトップフォルダーを開き、切り取った PC-Talker Vista と KTOS のショートカットを Ctrl+V キーで貼り付けます。

以上で、特定のアカウントのデスクトップでのみ、PC-Talker Vista と KTOS のショートカットが配置されます。

PC-Talkerを特定のユーザーアカウントだけで使用したい

晴眼者サポータさんより、こんな質問をいただきました。

PC-Talkerを自分のパソコンにインストールしているのですが、WordやExcelが通常と違った設定になりますよね。これを何とか使い分けることができないものでしょうか?

PC-Talkerをインストールすると、MicrosoftのWordやExcelのツールバーへ「読み」を組み込むための特殊なマクロが入ったテンプレートを使うようになります。これを外すことは簡単なのですが、今度は、PC-Talkerを起動させてWordやExcelを検証したい場合にやりにくいこととなります。

そこで、私は、ユーザーアカウントを複数作って、PC-Talkerを使うユーザーアカウントと使わないユーザーアカウントとを切り替えています。

今回は、このやり方を紹介しましょう。

なお、この方法は、Windows Vista での PC-Talker Vista と、Windows 7での PC-Talker 7 で確認してあります。

アカウントごとで、PC-Talkerを起動させたくない、起動させたいという設定を変更方法は、下記の通りです。

  1. F12キーを押すか、[スタート]メニューの「すべてのプログラム」から「AOKメニュー」を開く
  2. 「AOKメニュー」が開いたら「My Support」でエンター
  3. My Supportの「ツール」-「PC-Talker Vistaの初期設定」へ移動しエンター
  4. 「自動起動の設定」へ移動しエンター
  5. 「自動起動の設定」画面が開きます。この設定画面の中には、「PC-Talkerを自動起動する」「KTOSを自動起動する」「AOK Menuを自動起動する」の3つの項目があります。Tabキーで移動できますので、自動起動させたい場合は、スペースキーでチェックをつけます。自動起動させたくない場合は、やはりスペースキーでチェックを外してください。
  6. 設定の変更が完了したら、Tabキーで「設定」まで移動しエンターします。
  7. Microsoft Office 製品を搭載している場合は、同じようにして各アカウントごとにMy Supportの「ツール」-「PC-Talker Vistaの初期設定」内にある「Microsoft Wordの設定」や「Microsoft Excelの設定」で読み上げをどうするのか設定を変更してください。

以上で、そのアカウントの自動起動を制御できます。後は、必要に応じて、各アカウントで設定を変更してください。

視覚障害者であれば、誰でも点字が読めるのか?

「視覚障害者であれば、誰でも点字が読める」というわけでもありません。高齢になって、目に障害が出た場合、「これから点字を覚える」というのは、なかなか難しいそうですからね。
でも、「視覚障害」というだけで、郵送されてくる書類が点字になってしまった!という話も聞きました。もらったは良いけど、誰にも読めないというわけです。

そんなときもやっぱりパソコンが役に立ちます。点字が読めるOCRがあるのです。

スキャナで用紙を読み取って、OCRで文字として解析しデータ化して、スクリーンリーダーで読み上げさせるのです。

しかし、なんだか変ですよね。どんな形式の書類で送って欲しいか、聞いて欲しいですね。

レーズライター

視覚障碍者さんから、「描いた物を理解するのに、こんな用具があります」という情報をいただきました。

それは、レーズライター!

何だろうと思ってネット上を検索してみましたところ、触図を手書きできる道具だということがわかりました。

蝕図とは、触ってわかる描いた物のことです。ゴム製の下敷きの上でビニール製の作図用紙の表面にボールペンで書きます。通常は凹状に残る筆跡が凸状となって浮き上がってくるのだそうです。書いた図形や文字がそのままの形で浮き上がってくるので描きながら指先でたどることができるということでした。

参考サイト:沖縄盲学校HP

参考サイトとして紹介した沖縄盲学校のホームページには、レーズライターの他にもいろいろ掲載されています。点字板や携帯用点字器は、私も使ったことがありますが、意外に点を打つのが難しいのでした。打ち方が弱いと読みにくい点になりますし、強すぎると紙が破けてしまう。何でも、練習ですね。

共用品について

シャンプーにコンディショナーと区別するための、印がついているのをご存知ですか?これは元々、視覚に障害を持つ人が区別しやすいようにと付けられた印でした。しかし、この印って、誰にでも便利なのですよね。シャンプーをしている最中って、目をつむっているでしょうから。

このように誰にでも使いやすく配慮された商品やサービスを共用品と呼びます。シャンプーの他にも、プリペイドカードの切り欠きやラップの箱のWマークなどもあります。

さて、先日、私は、新しいシャンプーとコンディショナーを購入しました。ちょっと無名のメーカーのものです。

そうしたところ、ビックリ!コンディショナーに印がついているのです。

きっとメーカーが間違えたのでしょうね。おかげで、初日は、先にコンディショナーを出してしまいましたよ。昨晩は、わからなくなって何度もシャンプーを出してしまうし。弱ったものです。

共用品についてもっと知りたいかたは「共用品推進機構ホームページ」をどうぞ。

Windows XP の[スタート]メニューによく使うソフトを追加する

デスクトップ上のアイコンについてで、[スタート]メニュー内にユーザーさんがよく使うソフトの起動アイコンを置く方法を紹介しました。

Windows XP の[スタート]メニュー内にアイコンを置く方法は、デスクトップのアイコンを[スタート]ボタンの上へドラッグしドロップすれば完了です。

しかし、この方法は、晴眼者サポータがマウスを使えばできる方法でした。

これをなんとかスクリーンリーダーユーザーが音声ガイドとキーボード操作だけで作業する方法はないか?と質問されました。

デスクトップ上のアイコンについてで説明した方法は、晴眼者サポータがデスクトップ上のアイコンを使わせたがるということが発端でした。デスクトップ上のアイコンは、いつの間にか増えてしまったり、順番が変わったりして、混乱しやすいですからね。そこで、よく使うソフトは、[スタート]メニュー内に収めて、そこから起動するようにと説明しました。

さて、[スタート]メニューによく使うソフトのアイコンを収める方法なのですが、マウスで作業する場合は、ホンの数行の説明で済んでしまう操作なのです。

しかし、キーボードで作業する場合は、ちょっと複雑になります。でも、できないことではありませんので、ぜひ挑戦してみてください。

なお、これから紹介する方法は、[スタート]メニューが以前のバージョンのクラシックタイプになっている必要があります。Windows XPの[スタート]メニューで設定する方法もあるのですが、少しカスタマイズをしなければなりません。これは、要望がありましたら、紹介することにいたしましょう。

まず、現在、自分がどんな[スタート]メニューを使っているかの確認をしましょう。[スタート]メニュー内を上下矢印キーで移動してみてください。「プログラム(P)」と音声ガイドされたら、クラシックになっていますので、変更する必要はありません。「すべてのプログラム(P)」と音声ガイドされたら、変更をしていないことになりますので、クラシックタイプに変更してください。

Windows XP の[スタート]メニューをクラシックタイプに変更する方法

  1. [スタート]メニュー内のコントロールパネルをエンターして開き、「タスク バーと[スタート]メニュー」を選択してエンターします。
  2. 「タスク バーと[スタート]メニューのプロパティ」が開きますので、シフト+タブを押し、右矢印キーを押します。すると「[スタート]メニュー」タブがひらきます。
  3. タブキーを押すと「[スタート]メニュー(S)」と音声ガイドされます。下矢印キーを1回押すと今度は「クラシック[スタート]メニュー」と音声ガイドされます。これで、[スタート]メニューがクラシックに変更されます。
  4. タブキーで「OK」まで移動してエンターすれば設定完了です。

それでは、[スタート]メニュー内にいつも使うソフトのアイコンを設置してみましょう。

Windows XP の[スタート]メニュー内にキーボード操作だけでアイコンを置く方法

  1. いつも使うソフトのショートカットキーを見つけます。[スタート]メニューのプログラムの中にあることでしょう。
  2. 見つけたらアプリケーションキーかシフト+F10を押してメニューを開き、「コピー」でエンターします。
  3. 開いていった[スタート]メニューをエスケープキーで閉じています。最後に[スタート]ボタンが選択されているはずです。このまま、アプリケーションキーかシフト+F10を押して、メニューを開きます。下矢印キーを押すと「開く」がありますので、エンターします。すると、「スタート メニュー」のウインドウが開きます。
  4. 「スタート メニュー」のウインドウが開いたら、コントロール+Vを押すと、先ほどコピーした「目的ソフトのショートカット」が貼り付けられます。
  5. 「スタートメニュー」のウインドウをAlt+F4で閉じれば完了です。

後は、[スタート]メニューを開き矢印キーで目的ソフトのショートカットが入っているかどうか確認してみてください。

なお、ショートカットキーを見つけてコピーする場合、Ctrl+Cをしたいことと思います。しかし、この場合は、Ctrl+Cでコピーできません。アプリケーションキーやShift+F10で開いたメニューの中のコピーでしかできない模様です。また、アイコンによっては、アプリケーションキーやShift+F10で開いたメニューの中に「コピー」がない場合もあります。その時は、「ショートカットの作成」や「送る」の中の「デスクトップ(ショートカットの作成)」を使って作ってください。

Internet Explorerの情報バーについて

今回は、Internet Explorerに関する、こんな質問をいただきました。

Internet Explorerでホームページを見て回っていると時々、「ピポッ」という音がすることがあります。その後、何だか、うまく操作できなくなるのです。どうなっているのでしょう? 

という質問です

実際にそういう音のするサイトを開いてみました。すると、そのページでは「情報バー」が表示されていました。

画面を見ると「セキュリティ保護のため、このサイトによる、このコンピュータへのファイルのダウンロードが Internet Explorer によりブロックされました。オプションを表示するには、ここをクリックしてください」と書いてありました。

「情報バー」と言われるものが表示されているのです。この情報バーは、Windows XP サービスパック2から導入された「セキュリティ保護」のために表示されているものです。

なお、パソコンによっては「情報バーにお気づきですか?」というウインドウが開いている場合もあります。これは、「OK」をエンターして閉じてください。

さて、情報バーは、開いたページから自分のコンピュータへ、下記のようなことが実行されようとしたときに表示されます。

  • ActiveX コントロールをユーザーのコンピュータにインストールする。
  • ポップアップ ウィンドウを開く。
  • ファイルをユーザーのコンピュータにダウンロードする。
  • アクティブ コンテンツをユーザーのコンピュータ上で実行する。
  • ActiveX コントロールを、安全ではない方法でユーザーのコンピュータ上で実行する。

つまり、開いたページから自分のパソコンへ何か自動的に作業するよう促されたのですが、Internet Explorer が万が一のことを考えてブロックしたのでした。

先に紹介したメッセージは、「ファイルをユーザーのコンピュータにダウンロードする」場合のものです。
メッセージは、この他にも

セキュリティ保護のため、このサイトによるコンピュータへの Active X
コントロールのインストールが Internet Explorer により停止されました。

や、

セキュリティの設定により、Web サイトではコンピュータにインストールされている ActiveX コントロールの実行は許可されません。そのため、ページは正確に表示されない可能性があります。 

とか

このサイトによる、安全でない方法での ActiveX コントロールの使用は InternetExplorer でブロックされています。このため、このページが正しく表示されない可能性があります。 

などがあります。

さて、安全なものであれば、許可する。危険なものであれば、回避する。これは、パソコンユーザーが自分で考えて決めなければなりません。回避する場合は、閉じるか、そのページから離れればいいでしょう。

でも、そのページでどうしても、作業しなければならない場合は、ユーザーが自分で許可するための作業をしなければなりません。

そのやり方が、メッセージを音声ガイドで聞いているだけでは、上手くできないことがわかりました。

今回の場合はタブキーで探ってみると、「メッセージ エンターは セキュリティ保護のため、このサイトによる、このコンピュータへのファイルのダウンロードがInternet Explorer によりブロックされました。オプションを表示するには、ここをクリックしてください...」と音声ガイドされます。

何だか、エンターすればできるような感じですが、うまくいきません。そうかと言って、スクリーンリーダーユーザーさんにマウスでクリックしていただくのは、もっと難しいですしね。

実は、キーボードで操作するには、ちょっとしたコツがいるのです。そのコツをご紹介します。

情報バーが表示されたときの操作方法

  1. タブキーで探すか、Alt+Nキーを押すと情報バーが選択できます。
  2. 情報バーが選択できると、「メッセージ エンターは セキュリティ保護のため、このサイトによる、このコンピュータへのファイルのダウンロードが Internet Explorer によりブロックされました。オプションを表示するには、ここをクリックしてください... 」と音声ガイドされます。しかし、エンターはできませんので、アプリケーションキーかスペースキーを押します。
    これが、コツです。
  3. メニューが開くので下矢印キーで作業したい項目を選択してエンターすると作業が始まります。

作業させたい項目として、Active X 関係では、「インストール」、ファイルの場合は「ファイルのダウンロード」を選択します。

そして、ポップアップ ウィンドウの表示の場合は、「ポップアップを一時的に許可」や「このサイトのポップアップを常に許可」を選択するわけですが、許可すると、新しいウインドウが開いてポップアップが表示されます。元のページとは違うウインドウが開いていますので、元のページに戻る必要があります。Alt+Tabキーで元のページへ戻りましょう。もし「常に許可」にすると次に同じページを開いたときに、自動的にポップアップが開きますので、よく覚えておきましょう。

点字ファイルをパソコンで読む方法

晴眼者さんからこんな質問をいただきました。

視覚障害者の皆さんは、パソコンで点字ファイルを読むと聞きました。どんなふうにして読んでいるのでしょうか?パソコンの画面に点字が浮き出ているのでしょうか?でも、それは、さわれませんよね?いったいどうしているのでしょう?

晴眼者には、「点字ファイル」というと不思議に思うかもしれませんね。

では、スクリーンリーダーユーザーさんがどんなふうに点字ファイルを読んでいるのか、ご紹介いたします。

その昔は、点字で何か文章を書く場合は、人の手によって、打っていました。しかし、現在は、パソコンで点字が打てる時代です。点訳ソフトというのがありまして、これを使うと、普通のテキストファイルが点字ファイルに変換されるというものです。

パソコン自動点訳ソフトお点ちゃん(フリーウェア)

点字編集システム4 for Windows Vista(シェアウェア)

このソフトと点字プリンタがあれば、点字で印刷することも可能なのだそうです。ただ、点字には、いろいろ約束ごとがありまして、きちんと勉強していないと、使いこなすのは難しいようです。

ところで、そんなふうにして出来上がった点字ファイル。パソコンの画面にも点字となって表示されているのでしょうか?

私は、点字ソフトを持っていませんので、知り合いの点訳ボランティアさんに話を伺ってみました。すると、点訳ソフトで、点字表示も出来れば、カナ表示もできるそうです。このかたも急ぎのときは、カナ表示して原本との校正に使うのだそうです。

さて、点字ファイルを作る場合は、点訳ソフトが必要ですが、読む場合には、必要ありません。PC-Talkerと一緒についている「マイエディット」の設定をちょっと変更してあげると簡単に点字ファイルを普通のテキストファイルにできるのです。こうしてしまえば、普通にカナ表示されますから、何の不便もないのでした。ただし、マイエディットで点字ファイルを編集したり保存したりすることは、できませんので、ご注意ください。

では、マイエディットの設定変更方法です。まずは、点字ファイル関係の拡張子をマイエディットに関連付けます。

拡張子bse・bes・bet・bls・bleなどの点字ファイルをマイエディットに関連づける方法

  1. マイエディットを起動する
  2. マイエディットの「環境」から「関連付け設定」で、「新しく関連付ける拡張子」の所に「bse」と入力し、「その拡張子の説明」の所に「点字ファイル」と入力。
  3. 「設定」へ移動してエンター
  4. 2へ戻って繰り返し、bes・bet・bls・bleも設定

これで、点字ファイルがマイエディットで開いて読めるようになります。

ただ、点字ファイルは、本のデータであることが多いことでしょう。途中で休憩したいという時、次は続きから読みたいですよね。そんな時のために、こんな設定もしておくと便利でしょう。

前回の続きから読めるように設定変更する方法

  1. マイエディットを起動する
  2. 「環境」の「オプション設定」内「ファイル」で、「履歴に記憶してある前回の最終カーソル位置に自動復帰する」にチェックを入れて、「設定」でエンター

以降は、マイエディットの「ファイル」から「履歴から読み込み」で目的ファイルを「読込実行」すると前回の続きから読めるようになります。

また、本にしおりを挟むように、ファイルにマークをつけておきたい場合は、こんなふうに設定します。

マークをつけた行から読めるように設定変更する方法

  1. マイエディットを起動する
  2. 「環境」の「オプション設定」内「ファイル」で「マーク行の位置を 履歴に記憶する」にチェックを入れて、「設定」をエンターする
  3. マイエディットでファイルを読んでいて、マークをつけたいところで、カーソルを止める。「検索」から「マーク行の設定と解除」でエンターするか、Ctrl+F2を押すとマーク行が設定される。マークを付けた行で再度「マーク行の設定と解除」でエンターするか、Ctrl+F2をするとマーク行が解除される
  4. マーク位置を使う場合は、「検索」から「マーク行の一覧」でエンターするか、Ctrl+Shift+F2を押す。「マーク行の一覧」ウインドウが開き、どれを選択するか聞かれるので、上下矢印キーでマーク行を選択し、エンター。マークされた、選択行に飛ぶ

ただし、点字ファイルは、点字ですから、漢字表記ではありません。全て「ひらがな」表示ですので。

肝心なところを読み上げてくれません!

Wordの読み上げに関して、また新しい質問をいただきましたので、ご紹介いたします。今回いただいた質問、まるでクイズのような文章になっていました。

旅行の申し込み用紙がWordファイルで届きました。PC-Talkerで読み上げさせてみたところ、こんなふうに聞こえました。

今度の旅行は、へ行きます。

肝心な部分を読み上げてくれないのです。いったいどこへ連れて行ってくれるのでしょう?

このWordファイルを見せていただいたところ、きちんと目的地が記載されていました。ただし、その字、漢字なのですが「ルビ」が振られていたのでした。

PC-Talkerで実際に読み上げさせてみたところ、ルビが振ってある部分だけ、すっぽり抜いて読み上げることがわかりました。

では、なんとか漢字の部分も読み上げて欲しいと思ったら、どうしたらいいのでしょう?

選択してコピーしてみてください。

PC-Talker設定「画面の読み方」の中に、「クリップボードを自動的に読み上げる」という機能があります。ここにチェックがついていると、コピーしたテキストを自動的に読み上げてくれるのです。

では、先ほどのクイズの穴埋めみたいになってしまった文章をコピーしたものをそのまま貼り付けてみましょう。これは、スクリーンリーダーを搭載していなくても、確認できますので、似たようなファイルを作って、作業してみてください。

今度の旅行は、箱根(はこね)へ行きます。

漢字表記の部分とルビの部分、こんなふうになります。まぁ、一応、読み上げてくれますね。しかし、ルビを振った文字の部分は、二重に読み上げられてしまうことがわかりました。

今回は、一部分だけでしたので、そうでもないのですが、時々、すべての漢字やカタカナにルビを振ったWordファイルが届くというようなこともあると聞きました。

試しに、そんなファイルも作って、読み上げさせてみました。すると、ルビの振ってある部分をすべて二重に読み上げますので、大変聞きづらいことになってしまいました。

どうしたらいいだろう?と思いまして、ちょっと試しにPDF化してみました。Adobe Reader7をPC-Talker XP Ver.2.00で読み上げさせてみたところ、ルビが振ってあっても 二重読み上げせずに読み上げてくれました。しかし、なんだか変です。スムーズには、読み上げられません。ルビの部分は、読み上げないようにしよう!と考えながら読んでいるかのようですし、文節が前後入れ替わってしまった箇所もありました。

ということで、PC-Talkerユーザー宛のWordファイルには、「ルビを振らない」というのが無難かと思います。

PC-Talkerは、ルビが振ってあっても、そのとおりに、漢字を読み替えはしません。ですから、ルビを振ってもあまり意味がないのでした。

PC-TalkerでWordのテキストボックス内を読ませる方法

前回、読み上げてくれないWordファイルで、

テキストボックスで文字を配置されたらPC-Talkerは、全く読み上げられないのです。

と紹介したところ、メールで情報をいただきました。そのメールには、Wordのテキストボックス内をPC-Talkerで読み上げさせる方法が記載されていましたので、紹介いたしましょう。

  1. Wordでファイルを開いたらツールバー「表示」内の「ツールバー」で「図形描画」にチェックがついているかどうか確認してください。チェックが付いていると確認できたら、エスケープキーでメニューを消します。
    チェックが付いていなかった場合は、「図形描画」でエンターすれば、チェックが付き、メニューは自動的に消えます。
  2. Alt+Uキーを押します。
    この時、「オートシェイプ」のプルダウンメニューが表示されますが、無視します。
  3. 左矢印(←)キーを押します。
    すると「図形描画」ツールバーの「オブジェクトの選択」が選択されます。
    ※「オブジェクトの選択」へ行けるショートカットキーがないので、「オートシェイプ」へ行ってから移動するという方法を取っています。
  4. Ctrl+Enterキーを押すとテキストボックスが選択されます。
    複数のテキストボックスがある場合は、Tabキーで移動できます。
    Microsoft Office のバージョンによっては、ここで、「すべて選択」して「コピー」するとテキストボックスの内容を読み上げる場合があります。
    できない場合は、次へ。
    できる場合は、7へどうぞ。
  5. 全文読みできない場合は、アプリケーションキー(ない場合は、Shift+F10)を押します。
    ショートカットメニューが表示されたら。下矢印キー(↓)で「テキストの編集(X)」へ移動し、エンターキーを押します。
  6. テキストボックスのテキスト編集画面に入るので、全文読みさせます。
  7. 引き続いて次のテキストボックスへ移動する場合は、アプリケーションキー(もしくは、Shift+F10)を押して、下矢印(↓)キーで「テキスト編集の終了(X)」へ移動しエンターキーを押します。
    後は、Tabキーで移動可能になります。

この方法で作業すると確かに、キーボード操作だけでテキストボックスのテキストをPC-Talkerで読ませることができました。この方法は、全く知りませんでした。特に、「オブジェクトの選択」の後、Ctrl+Enterキーを押す方法は、初めて知りました。

教えてくださった、みなさん!ありがとうございました。

さて、PC-Talkerで検証してみたのですが、問題もありました。

テキストボックスが複数個ある場合、Tabキーで移動するわけですが、このとき、全く音声ガイドがされませんでした。Tabキーを叩くと画面上ではどんどん移動しているのですが、全く音声ガイドされないので、どこにいるのか、全くわかりません。

また、テキストボックスの選択も頭からされるわけではないようです。私が検証に使ったファイルでは、最後に配置してあったテキストボックスが一番に選択されてしまいました。

そして、その後のTabキー移動もバラバラで、あっちへ行ったり、こっちへ行ったり。頭から順番に下へとは、移動してくれませんでした。

ただ、移動したところのカーソル位置を、CTRL+ALT+コンマキーでミリ単位で読ませればボックスの位置はおおよそつかめるでしょうという情報もいただきました。

また、Word2003を使っている場合、1つの図形描画キャンパス内に複数のテキストボックスが配置されていると、1つを選択してしまったら、その中の次のテキストボックスへは移動できませんでした。しかし、Word2002で同じ作業をしてみると、そんな現象は起きず、スムーズに移動できてしまいました。

もし、どうしてもテキストボックス内を読み上げさせたいという場合には、この方法で作業していただくと可能ですが、要サポート項目でもあることをITサポータの皆さんは、覚えておいてください。

ということでした。ぜひ挑戦してみてくださいね。

PC-Talkerが読む記号について

PC-Talkerで記号を読ませると、通常の読み方と違うものがあることに気がつきました。 サポートする際に、戸惑うこととなりますので、PC-Talkerでの読み方を紹介します。

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    
記号音声ガイド備考
!感嘆符ビックリマーク
コウテイションquotation(引用符)
#シャープ 
$ドル 
%パーセント 
&アンド 
シングルShift+7 キー
(カッコ 
)カッコ閉じ 
-マイナス 
=イコール 
^べき乗 
~オーバーラインチルダ Shift+^キー
\円マーク 
|縦棒 
@アットマーク 
`アクサングラーブShift+@ キー
[カクカッコ 
{中カッコ 
;セミコロン 
+プラス 
:コロン 
*アスタリスク「*」米印
]カクカッコ閉じ 
}中カッコ閉じ 
,コンマ 
<小なり 
.ピリオド 
>大なり 
/スラッシュ 
?クエスションはてなマーク
_アンダーラインアンダーバー

読み上げてくれないWordファイル

前回の「PC-Talker XPでWordファイルを開く場合」でいざ開いてみた、このWordファイル。

綺麗にいろいろ書式設定がされていましてね。ワードアートやテキストボックス内に書かれた文字をPC-Talkerは、全く読めませんでした。

と紹介しました。

今号では、この件について、もう少し詳しく紹介いたしましょう。

やっと開いた目的のWordファイルです。実は、「文書なし」と音声ガイドされたのですが、すぐに目的ファイル名を音声ガイドしてくれました。おかげで、PC-Talkerユーザーさんも「どうやら開いたらしいですね」と確認できました。

「では、全文読みさせてみましょう」と全文読みの操作コマンド Ctrl+Alt+A キーを打つのですが、何も読み上げないうちに「読み、終わり」と音声ガイドされてしまいました。

「白紙なのですか?」と不安そうにおっしゃる、PC-Talkerユーザーさん。いえいえ、ちゃんとたくさん文字が表記されているのです。私の目には、しっかり読めるのですが、PC-Talkerは、何も読み上げてくれません。

「おかしいですね・・・」とマウスで文書面を触ってみると、文書の最初から最後まで、全部テキストボックスだけで作られているのがわかりました。

そうなのです。Word 2003の場合、テキストボックスで文字を配置されたらPC-Talkerは、全く読み上げられないのです。

テキストボックス内を音声ガイドさせるには?

残念ですが、キーボード操作だけで Word 2003のテキストボックス内に入る方法はありません。ただし、マウスでテキストボックス内に入り込めれば、その中は、読み上げさせることが可能です。しかし、そのテキストボックス内のみしか読み上げません。次のテキストボックスへ移動するのも、マウスでしかできないのです。

スクリーンリーダーがなくても確認できる方法

自分が作ったWordファイルがどんなふうに読み上げられるのか、スクリーンリーダーがなくても確認できる方法があります。

開いた途端のWordファイルをCtrl+Aで「すべて選択」し、Ctrl+Cでコピーします。この時、テキストボックスを選択してしまわないように注意ください。

次にメモ帳などのテキストファイルに移動し、Ctrl+Vで貼り付けます。この貼り付けられた部分だけがスクリーンリーダーでも読み上げられるのです。

テキストボックスやオートシェイプ内のテキストボックスも読み上げられません。

ワードアートについて

ワードアートは、テキストを画像化したものです。画像化された文字をPC-Talkerは、認識できません。よって、ワードアートをマウスで選択しても何も読み上げられません。

テキストボックスでレイアウトしたファイルを読み上げさせるには?

でも、レイアウト上どうしてもテキストボックスを使いたい場合、どうしたらよいでしょうか?

実は、WordファイルをPDF化するとよいのです。最近は、無料の変換ソフトもありますし、安価なソフトもたくさん販売されていますから、それを使ってもよいでしょう。

PDF化されたファイルがスクリーンリーダーでどんなふうに読み上げるか確認する場合も、Wordの時と同じです。「すべて選択」後、コピーしてテキストファイルに貼り付けてみてください。

ただし、PDF化しても完全に読み上げるわけではありません。ワードアートは画像化されていますので、読み上げられません。ですから、ワードアートは、使わない方が無難でしょう。また、オートシェイプ内に配置されたテキストは、読み上げる順番が違ってしまう場合がありますので、ご注意ください。

2009年11月24日 追記:
この記事を紹介してから、メールで情報をいただきました。続きは、PC-TalkerでWordのテキストボックス内を読ませる方法をご覧ください。

PC-Talker XPでWordファイルを開く場合

私がサポートにお伺いしているPC-Talkerユーザーさんよりこんな連絡が入りました。

メールでWordファイルをいただきました。開けてみたのですが「文書なし」と音声ガイドされてしまいました。届いた添付ファイルが壊れているのでしょうか?

と言うものです。

さて、ご自宅にお伺いして、保存されているWordファイルを私が開いてみたら、ちゃんと開くのです。

おかしいですねぇ?

ところが、サポートに伺ったPC-Talkerユーザーさんが開くと「文書なし」と音声ガイドされ開きませんでした。

実は、この現象、Wordファイルの開き方の違いで、そうなるのです。

私は、まずMicrosoft Wordをプログラムから起動させてしまいます。そして、Wordのツールバー「ファイル」から、いただいたWordファイルを探し出して開きました。

ところが、サポートに伺ったPC-Talkerユーザーさんは、まず、マイファイルというスクリーンリーダー対応の「ファイル管理ソフト」を起動させました。そして、開きたいWordファイルを探し出し、選択・エンターしたのです。

通常は、この方法でもWordが起動して、目的のファイルが開くはずなのです。Microsoft Office の Excelファイルは、この方法で開きますからね。しかし、Wordファイルだと開きません。

Microsoft WordとExcelは、ツールバーに「読み」を加えさせるため、高知システム開発のマクロを含んだテンプレートを使うよう設定が変更されます。

PC-Talkerインストール後、Microsoft Wordを起動させると、高知システム開発のマクロがあるとメッセージが出たはずです。その際に「この発行者のマクロを常に信頼する」にチェックをつけてマクロを有効にしたことでしょう。こうすることによって、このマクロファイルが新規作成のテンプレートとなります。

このマクロ付きのテンプレートの仕様なのか、Wordファイルから直接開こうとするとエラーになってしまい、正常に開いてくれないのです。

しかし、Microsoft Wordソフトが起動していれば、もう大丈夫です。オルト+タブキーでWordソフトからマイファイルに戻って、再度Wordファイルをエンターすれば、正常に開くことでしょう。

Wordのツールバー「ファイル」から目的のファイルを開くのは、なかなか難しいのです。一度、キーボード操作だけでWordからファイルを開くのに挑戦してみてください。タブキーで移動して、目的のフォルダを探して・・・となかなか厄介ですよ。

ファイルから直接開ける操作方法が簡単だからでしょう。こんなエラーが起こって、アタフタしてしまうのでした。

と言うことで、高知システム開発さん!マクロの改訂、よろしくお願いいたしますね。

さて、いざ開いてみた、このWordファイル。綺麗にいろいろ書式設定がされていましてね。ワードアートやテキストボックス内に書かれた文字をPC-Talkerは、全く読めませんでした。
残念、残念。

ショートカットキーがバッティング!

先日、こんな質問をいただきました。 

PC-Talkerを終了したいのですが、私のパソコンでは、ショートカットキーを使っての終了ができませんでした。どうしてなのでしょう?

というものです。

パソコンによっては、PC-Talker関係のショートカットキーが他のコマンドキーに割り振られている場合があるのです。今回は、この解除方法を紹介します。

PC-Talkerの終了キーは、Ctrl+Alt+F3(コントロール+オルト+ファンクション3)キーです。しかし、パソコンによっては、このショートカットキーで上手く切れない場合があります。

それでは、PC-Talkerのメニューを表示させて終了させようと、Ctrl+Alt+F12(コントロール+オルト+ファンクション12)キーをしてみると。今度は、インテルの「グラフィック コントローラーのプロバティ」が開いてしまう。

実は、このインテルのグラフィック コントローラーのショートカットキー(ホットキーとも言う)とバッティングしていてPC-Talker関係のショートカットキーが使えないようになっているのでした。

これを解除するには、以下の手順で設定を変更してください。

  1. .Ctrl+Alt+F12(コントロール+オルト+ファンクション12)キーを押します。
    ここでPC-Talkerのメニュー画面が開いた場合は、問題ありません。エスケープキーを押してPC-Talkerのメニューを閉じ、作業を終了させてください。
    PC-Talkerのメニューが表示されない場合は、2へどうぞ。
  2. 「グラフィック コントローラーのプロバティ」が開きましたら、 「ホットキー」タブへ移動し、その中の「ホットキー実行」のチェックを外します。
  3. 「OK」をエンターして完了です。

これで、Ctrl+Alt+F3(コントロール+オルト+ファンクション3)キーでPC-Talkerも終了するはずですし、Ctrl+Alt+F12(コントロール+オルト+ファンクション12)キーでPC-Talkerのメニューも表示されることでしょう。

PC-Talkerのメニューや終了キー以外にも、ダイアログボックス内の文字情報を仮想カーソルで音声ガイドさせたいときに使うコマンド Ctrl+Alt+矢印(コントロール+オルト+矢印)キーが使えません。

この操作をおこなってしまうと、後から晴眼者サポータがパソコンのモニターを見てビックリします。

モニターの天地がさかさまになっているからです。私もこれを直す方法がわからなくて、右往左往したことがありました。これを通常の画面に戻す場合は、Ctrl+Alt+上矢印(コントロール+オルト+上矢印)キーです。

画面の天地を戻してから、ホットキー実行を切ってくださいね。

MS-IMEの単語登録について

前回までPC-Talkerの「なめらか読み辞書」について紹介してきました。

さて、ユーザー辞書と言えば、晴眼者の皆さんも普通に使っているであろうMS-IMEのユーザー辞書がありますよね。

今回は、MS-IMEのユーザー辞書をPC-Talkerで使うことについて紹介します。

PC-Talkerのなめらか読み辞書に登録する必要のある単語は、同時にMS-IMEの単語登録をする必要のある言葉であったりします。

ところで、このMS-IMEの単語登録は、要サポート項目となります。どうしてサポートしないといけないのか!?

これを今回は、紹介いたします。

IMEとは

IMEとは、Input Method Editor の略です。Windowsシステム上で日本語や中国語など文字の多い言語で入力を行なう場合に必要な変換ソフトの総称です。このIMEが起動しているから、私たちは、パソコンで日本語を入力できるわけです。

IMEには、Microsoft社のMS-IMEの他に、ジャストシステムのATOKやバックスのVJEなどが有名です。

参考サイト:IT用語辞典 e-Words「IMEとは」

MS-IMEの単語登録について

さて、何か日本語入力する際、何度変換しても、なかなか表示されない漢字ってありますよね?もしくは、簡単に長い言葉を表示したい、そういった場合に「MS-IMEのユーザー辞書」に登録しておいて使うと便利なのです。

例えば、あなたのパソコンでは、ご自身の名前、お子さんの名前、住所等を簡単に漢字変換できますか?こういった言葉を簡単に変換できるよう「MS-IMEのユーザー辞書」に登録するのです。また、某会社名、長くて長くて、毎回打つのがつらい!と言った言葉も、簡単な言葉で変換できるよう登録してしまうのです。

MS-IMEのユーザー辞書への登録は、IMEのツールバー内の「ツール」をマウスでクリックし、表示されたメニューから「単語/用例の登録」を選んでクリックします。「単語/用例の登録」ウインドウが表示されますので、これで登録していきます。

さて、このやり方は、晴眼者向けです。

では、これをPC-Talkerユーザー向けに音声ガイドとキーボードだけで操作するには、どうしたら良いのかご説明いたします。

PC-TalkerでのMS-IME単語登録の仕方

  1. 日本語入力できるソフトを何か立ち上げます。
    PC-Talkerユーザーさんは、マイエディットが良いでしょう。マウス操作では、いつでもIMEのメニューが開きますが、キーボードで操作する場合は、日本語入力できる状態になっていないと開きません。
  2. MS-IMEに単語登録したい単語をマイエディットで打ち込んで、その文字列をコピーしておきましょう。
  3. 日本語入力が入っている状態で、Ctrl+F10キーを押します。
  4. ここで、MS-IMEのメニューが開くのですが、PC-Talkerは、このメニューが開いたことを音声ガイドしてくれません。
    これが、問題なのです。
    通常は、何かメニューが開くと「メニュー オープン」とPC-Talkerが音声ガイドしてくれます。ところが、MS-IMEのメニューだけは、音声ガイドしてくれないのです。
    場合によっては、少しメニューが開くのに時間がかかることもあります。こうなると、PC-Talkerユーザーの皆さんは、混乱されることがあります。
    しかし、一旦、MS-IMEのメニューが開けば、上下の矢印キーでメニュー内の項目を読み上げます。音声ガイドしないけれどもメニューが開く、ということを晴眼者サポータと共に練習してみましょう。
  5. MS-IMEのメニューが開いたら、下矢印キーで「単語/用例登録」まで移動しエンターします。「単語/用例の登録」ウインドウが開きます。
  6. 「読み:の リッチエディット 文字入力 R」と音声ガイドされますので、登録したい言葉の読みをひらがなで入力します。
  7. Tab キーで移動しながら確認をします。
    語句欄には、先ほどコピーした単語登録したい文字が既に入力済みになっているはずです。入力されていない場合は、登録したい単語を入力します。
    品詞のコンボボックスは、名詞になっていることでしょう。品詞を変更したい場合は、下矢印キーで変更します。漢字を登録する場合は、そのまま「名詞」でも構いません。メールアドレスなど半角英数字の文字列を登録したい場合は、「顔文字」にします。
    ユーザーコメントは、入力してもしなくても構いません。
  8. 「登録」まで、Tabキーで移動したら、エンターすれば登録完了です。
  9. 「単語/用例の登録」ウインドウをエスケープキーで閉じれば、終了です。

これで、「読み」で登録した文字を入力して変換してあげれば、今まで苦労していた難しい変換が簡単にできるようになります。

PC-Talkerユーザーが混乱しやすいこと

さて、サポートしていていつも思うのは、このIMEの単語登録とPC-Talkerのなめらか読み辞書登録が混乱してきてしまうことです。

MS-IMEの辞書に登録したい言葉は、ほとんどの場合、PC-Talkerもメチャクチャな読み方をします。よって、PC-Talkerの辞書登録もします。いつもセットですることが多いからでしょう。どっちがどっちのことなのか、わからなくなってくるようなのです。

晴眼者は、登録画面が全く違うので、違う作業と分かるのですけどね。作業方法が全く違う登録です。混乱してきて、どっちの登録をするのかわからなくなると、間違った作業をしてしまいがちです。

ITサポータは、要サポート項目であることを覚えておいてください。

実は、このMS-IMEの単語登録も高知システム開発のマイワードV Proがあると簡単に登録することができます。

マイワードのツールバー「環境」ないに「日本語入力辞書の編集」がありますので、ここで作業できます。また、PC-Talkerのなめらか読み辞書の登録も同じく「環境」ないの「読み辞書の編集」でおこなえます。

しかし、マイワードを持っているというかたも少ないのが現状ですので、要サポート項目として、サポートをおこなってください。ただ、ちょっと前までMS-IMEの単語登録の品詞をPC-Talkerは、読み上げませんでした。これが、今回確認したところ、読み上げるようになっていました。そのうちに、もっとスムーズになるかもしれませんね。

PC-Talkerユーザー名について

PC-Talkerの「なめらか読み辞書」で、漢字や記号等を正しく読み上げない場合の「なめらか読み辞書」への登録方法について紹介したところ、こんな情報をいただきました。

PC-Talkerがユーザー名を正しく読み上げない場合は、不正コピーを使用していると聞いたのですが、どうなのでしょう?

というものです。

前回、ご紹介したPC-Talkerユーザーさんは、確かに正規ユーザーさんです。

変ですね?どういうことなのだろう?と思いまして、高知システム開発さんへ問い合わせをしてみましたので、報告いたします。

まず、この噂の根源には、こんなことがあるようです。

PC-Talkerを購入する際、高知システム開発さんのほうで、それぞれのユーザー名が「読み辞書」に登録して手元へ届くようになっている。だから、PC-Talkerのユーザー名は、正しく読み上げられるようになっているはず。

ということのようです。

私は、今までに、数件のPC-Talkerの「読み辞書」のデータを実際に開けてみたことがあります。しかし、ユーザー名の読みが登録されていたというデータを見たことがありませんでした。

しかし、そういう噂が誠しやかに流れているというのは、どういうことなのでしょう?

ということで、高知システム開発のサポートさんへ問い合わせしてみました。そうしたところ、こんな回答をいただきました。

固有名等を単語登録としてしまうと、いろいろな部分で変な読み方になってくるためユーザー名を単語登録するといったサービスを高知システム開発ではしておりません。ただし、PC-Talkerのバージョン情報(Ctrl+Alt+9)で、ユーザー名を暗号化して保存登録してはあります。よって、Ctrl+Alt+9をするとユーザー名を正確に読みあげます。

しかし、読み辞書として登録しているのではありませんので、ワープロで書いたりした物を読ませると正確に読みあげない場合もあります。

ということです。
なるほど、どうも、バージョン情報と混同されているのかもしれませんね。

PC-Talkerをお持ちのかたは、試しにコントロール+オルト+9を押してみてください。このコマンドは、バージョン情報を音声ガイドしてくれるわけですが、いつも自分の名前を間違って音声ガイドするPC-Talkerでも、正しくユーザー名を読み上げるはずです。

ところが、同じようにしてコントロール+オルト+F12で起動するPC-Talkerの設定メニュー内のバージョン情報を音声ガイドさせると、やっぱり自分の名前を変なふうに読み上げるのです。

どう違うのだろうと、直前に音声ガイドした内容をクリップボードに貼り付ける音声コピー(コントロール+オルト+S)をしてエディタに貼り付けて確認してみたところ、コントロール+オルト+9では、ユーザー名が半角カタカナになっていました。しかし、PC-Talkerのメニュー内のバージョン情報は、漢字になっていました。

半角カタカナならば、違った読みには、なりませんからね。だから、常に正しく読み上げるのです。

しかし、実際には、なめらか読み辞書にユーザー名の読みは登録されていませんから、漢字表記の場合は、間違った読みになってしまうのでした。

もし、エディタ等でユーザー名を漢字表記してみて、正しく読み上げないPC-Talkerの場合は不正コピーで使用している恐れがある、という噂があるのでしたら、それは、間違った情報ですのでご安心ください。

正規ユーザーかどうか確認する正しい方法は、コントロール+オルト+9キーを押してみて、正しくユーザー名が読み上げられれば良いのです。なお、ここで、よその人の名前を読み上げた場合は、本当に不正コピーを使用している恐れがあります。

そして、読みが変な場合は、ユーザーさんご自身でドンドン登録してくださいね。

実を言いますと私の本名もPC-Talkerは、正しく読み上げません。ということから、今回の質問は、すぐに反応できたのでした。

ただし、登録したがために、今まで正しく読んでいたものが、変な読みになる場合もあります。そういった場合も、気がついた段階で登録していってみてください。

なお、全く同じ字で読みを違えて登録すると、後から登録したものが有効になります。

PC-Talkerの「なめらか読み辞書」

先日、とある視覚障碍者さんのサポートをしていて、面白い話を聞いてしまいました。

自分の名前をPC-Talkerで読ませると、上手く読み上げてくれない、というものです。全然、違う読み方をされてしまうのです。

そのかたは、それを自分のパソコンが外国製だからと思い込んでいたのでした。日本製のパソコンなら、きちんと読み上げるのだろうと。

違うんですよ。PC-Talkerは、固有名詞を上手く読み上げられないことが多いのです。

富山県内に「射水」という地名があります。「いみず」と読むのですが、PC-Talkerに読ませると「しゃすい」と読み上げます。これは、外国製のパソコンであろうと、日本製であろうと関係なく間違って読み上げます。

比較的、漢字の読み上げが上手いとされているPC-Talkerですが、固有名詞に関しては、まだまだの面があります。そこで、読み方が通常と違う場合は、正しく読み上げるよう、PC-Talkerユーザーが自力で登録をしなければなりません。

全てのPC-Talkerには、「読み辞書」という音声ガイドする際にどう読んだら良いか登録できる「ユーザー辞書」があります。

少し前までは、マイワード搭載機でのみ、この読み辞書の登録が可能でした。しかし、PC-Talker XP Ver.2以上と PC-Talker Vistaからは、標準でこの読み辞書の登録ツールが搭載されました。

登録方法や使い方は、私の Web ページのマイサポートの「読み辞書の編集」についてで、ご確認ください。

固有名詞は、登録すれば正しく読み上げるようになりますが、登録してしまうと、ちょっと困ってしまう言葉もあります。

例えば、「方」という字。これは、その時によって、読み方が違うことが多いからです。

「消防署の方から来ました。」この場合は、ほう と読みます。

「あの方に差し上げてください。」この場合は、 かた と読みます。

さて、「興味のある方は、」と書くと PC-Talkerは、ほう と読んでしまうの
でした。
 
私も、この「方」の字を使うときは、非常に気を使います。仕方がないので、PC-Talkerで一度読ませて、変な読み方をする場合は、ひらがなにしてしまうのでした。

ちょっと操作が難しいホームページ

ホームページの閲覧をスクリーンリーダーユーザーさんに練習していただくためのホームページを作っていらっしゃる団体のリーダーさんと知り合う機会がありました。

調布パソコン講習会

この度、「調布パソコン講習会」さんの許可をいただきまして、私のサイトでも練習ページを作ってみました。

ちょっと操作が難しいホームページ

今回はこのページを利用して「フレーム構成のホームページ」を実際に検証してみましょう。

フレーム構成のページについて

フレーム構成のページとは、複数のHTMLファイルを同じウィンドウに表示させているものです。私のところでは、極簡単に2つのフレームで作られているページにしてあります。一般的なページでよくあるように、左側にメニューを持ってきて、右側に本文が来るような設定です。

通常、WEBページが開いたら、全体を読ませるためにシフトキーを押して全文読みをさせます。次にタブキーを押してリンク項目を探します。目的の項目が見つかったら、エンターキーを押すと次のページが開きます。

さて、フレーム構成のWEBページの場合は、ページ全体が変わるのではなく、フレームの一部分が変わります。これは、目で確認する分には、「ここが変わった」とすぐわかります。ところが、インターネットエクスプローラーで音だけを聞いていると、クリック音のような「カチッ」という音がするだけです。

スクリーンリーダー搭載機では、ページ全体が変わると、<title></title>内に設定されているテキストを読み上げてくれます。しかし、フレームの一部分のみの場合、そういったタイトルの音声ガイドはなく「カチッ」と音がするだけなのです。何かページが開いたような気がするので、全文読みをさせてみる。しかし、左側にメニューがある場合は、そのメニューから読み上げるので、何も変わっていないように感じます。そして、メニュー部分の最初だけ聞いて諦めてしまう傾向があるようです。メニューを乗り越えたその先が変わっているのですがね。

フレーム間の移動

フレーム間の移動は、Ctrl+Tab(コントロール+タブ)キーでできます。

ただし、アドレスバーやエクスプローラーバーが開いていると、そこにも入ってしまいますので、コントロール+タブキーを叩く回数は、まちまちになります。ご注意ください。

スクリーンリーダーを持っていない晴眼者サポータの人でもインターネットエクスプローラーならば確認できますよ。枠の線に点線のようなものが付くはずです。この点線が付いた部分が選択されているということになります。コントロール+タブキーを叩くたびに枠線が移動します。

フレームを選択しているのに、なぜそのフレーム内を読み上げないのか?

さて、私の練習ページでどうやって操作して読み上げさせて行ったらよいか説明しています。(BのページとCのページ)

フレーム構成のページは、ちょっと難しく、確かに読みたいフレームを選択しているのに、そのフレームから読みあげを開始してくれないという事態が生じます。

これは、なぜでしょう?

これは、どうもWindowsの仕様のような気がします。試しに、エクスプローラーをキーボード操作だけで開き、どこかのフォルダ内のファイルやフォルダを選択して開いてみてください。

薄い点線の枠で囲まれた状態では、エンターしても開くことができないことでしょう。

この薄い点線の状態では、ちょうど指をさしているような感じです。「見つけた!」と言って指をさしているのですが、つかんでいないのです。ファイルやフォルダを開きたい場合は、つかんであげないと開かないのです。

では、どうしたら、つかめるか。

矢印キーを1回打ちます。すると、薄い点線枠だけの状態から青い選択されている状態、アクティブな状態になります。こうなってエンターすると開くのでした。

インターネットエクスプローラーのフレームも同じことのようです。薄い点線枠の選択だけでは、ダメなのです。コントロール+矢印キーで中に入ってあげないといけないのでした。ただ、エクスプローラーのフォルダやファイルでは、アクティブになると青く反転して見えるのですが、インターネットエクスプローラーでは何も見た目には何も変化しません。よって、サポートしていても、なかなか気がつけないのでした。

フレーム構成だと嫌なこと

目的のページのURLを誰かに紹介したい時に困る場合があります。

フレームになっていると気がつければいいのですが、気がつかない場合は、アドレスに表記されているURLをそのままお知らせしてしまいがちです。

同じURLなのに、自分が見ているページと相手が見ているページが違う。どうして?フレーム内に表示されているので、同じURLのように見えますが、全然違うページなのですよね。

フレーム構成だと便利なこと

フレーム内にページを開くと、本文へ到達するまでに随分面倒な作業をしないといけません。しかし、一旦フレームだと気がつければ、すごく楽になります。

シフト+エンターキーで目的のページを別ウインドウで開いてしまえばいいのです。多くは、コンテンツのみであることでしょう。こうすることによって、即本文を読むことができます。

新聞社のサイトを読んでみよう!

「MyNews」は、高知システム開発の新聞社サイト読み上げソフトです。ブラウザを使うのではなく、このソフトを使って新聞社のサイトを読みます。

さて、このソフトの説明の前に、スクリーンリーダーでは、ブラウザで新聞サイトをどんな風にアクセスしているのか?!早速、擬似体験していただきましょう。

★インターネットエクスプローラーでマウスを使わずに開いてみよう!

どこの新聞社でも構わないのですが、一応、説明を統一したいので、読売新聞社のサイトを例に作業してみましょう。

※念のため申し上げておきますが、読売新聞社に問題があるというわけではありません。我が家で購読している新聞というだけです。

では、マウスを使わずにヨミウリオンラインの社会面のページを開いてみてください。リンクの移動は、タブキーでおこないます。タブキーでナビゲーションバーの「社会」と書かれている部分まで移動してエンターすると社会面のページが開きます。

タブキーを何回叩きましたか?かなりの数を叩いたことと思います。

では、次に社会面の各記事項目を読んでみましょう。各記事項目にも、リンクが張ってあります。よって、タブキーで移動すると、各記事項目へ行くことができます。タブキーを何回叩きましたか?もう、途中で何回叩いたのかわからなくなるほど叩いたことと思います。

社会面トップの記事へ移動するのに56回もタブキーを叩かないといけないのです。

記事ページへ移動したら、やっと本文を読むために全文読みをするわけですが、もうお気づきのことと思います。本文に行く前に、ナビゲーションバーの内容を全部読み上げないと、本文は読めないのです。

さて、新聞ですから、これらの作業を毎日行うわけです。しかも、読みたいのは、社会面だけではありませんよね?スポーツも経済も読みたい。

さぁ、マウスを使わずに毎日やってみましょう!

★MyNewsで読んでみると

同じ読売新聞の社会面記事を「MyNews」で読んでみるとどうなるか。実に簡単に社会面の各記事を読むことができるのです。なお、MyNewsは、PC-Talkerを持っていないとインストールできません。このソフトは、そうですね、本文まで読めるRSSリーダーに似ています。RSSリーダーに新聞サイトやパソコン情報サイトを登録していらっしゃる方も多いと思います。RSSリーダーを使うと、どこの情報サイトを見るか、その中のどの記事項目を読むか、簡単に選ぶことができるでしょう。

「MyNews」もそんな感じにできています。どこの新聞社を読むのか上下矢印キーで選びます。中に入るには、エンターキーか右矢印キーで移動します。どの紙面を読むのか、また上下矢印キーで選びます。決まったら、エンターキーか右矢印キーで中に入ります。記事の項目が並んでいますので、読みたい記事を上下矢印キーで選びます。読みたい記事が見つかったら、エンターします。すると、自動的に記事本文を読み上げてくれるというソフトです。

★ブラウザでは、何がイヤなのか?

インターネットエクスプローラーといったブラウザでは、何がイヤなのか?
それは、いろいろなリンクがたくさんあり過ぎるのと、そのリンク数が時々変わってしまうのが嫌なのです。

社会面に移動するために、タブキーを叩きましたね。スクリーンリーダーユーザーは、慣れてくると、タブキーを叩く回数を覚えてしまいます。社会面なら何回、スポーツなら何回とスクリーンリーダーからの音声ガイドを待たずにタブキーを叩いて移動してしまいます。覚えてしまえば、決まった回数を叩くだけです。面倒ですが、記事を読むためにがんばりましょう。

ところが、時々、サイトのリニューアルがあるわけです。この前まで、あの回数で行けた社会面が、今日は行けない。どこへ行ったの?となるわけです。実際には、26回が25回になっていただけ、ということもあるのです。

でも、いつもと違うということがスクリーンリーダーユーザーには、すごいストレスになるわけです。

簡単に目的のページへ行き着ける方法。これが欲しいのです。

スクリーンリーダーユーザーは、晴眼者と同じブラウザでのサイト閲覧は、かなり難しいと思います。RSSリーダーの仕組みでサイト閲覧をすると、随分、楽になることでしょう。

「MyNews」について
インターネットのニュース情報を簡単な操作で読み上げてくれるソフト。

お問い合わせ先:高知システム開発

購入方法:
高知システム開発へご連絡いただくか、楽天市場の「大活字」からも可能です。

現在のパソコンで工夫して欲しいこと

現在のパソコンの画面に表示されているものは、テレビの画面に映っているようなタイプが多いような気がします。

例えば、何かの案内の告知が表示されているとしますよね。テレビでは、フィリップボードを表示することでしょう。そのボードには、こんな風に記載されていることが多いでしょう。

日時:平成18年5月26日(金) 19時~21時
場所:ナントカプラザ 3F  ナントカノ間

しかし、テレビなら一緒にナレーションもつきます。ナレーションは、このボードに表示されていることをきっとこんな風にアナウンスすることでしょう。

開催日時は、平成18年5月26日 金曜日の19時から21時まで。場所は、ナントカプラザ三階のナントカノ間です。

さて、パソコン画面にも似たように表示されていることがあります。

晴眼者は、パソコンのモニターに表示されている告知文を目で確認し、自分で通常の言葉に直して理解します。

しかし、スクリーンリーダーユーザーは、パソコンの画面に表示されている告知文をそのままの言葉で聞かされてしまうわけです。

(金)は、「金曜日」ではなく、「カッコ キン カッコトジル」でしょうし、3Fは、「三階」ではなく、「サンエフ」と音声ガイドされるでしょう。ぶっきらぼうであり、聞きなれない言葉ですよね。

まぁ、画面に表示されているものです。あまりナレーション原稿風にしてしまうと、見ていてわずらわしいかもしれません。

でも、書き方をホンの少し工夫して(金)を「金曜日」、3Fを三階に替えるだけでも、音声ガイドが随分聞きやすくなることでしょう。

スクリーンリーダーでのWEBページ閲覧について(2)

スクリーンリーダーでのWEBページ閲覧についてでは、スクリーンリーダーでWEBサイトを閲覧する際の全文読みは、どういった感じになるのかを紹介しました。

今回は、次ページに移動する時はどんな具合なのかとWEBページ上で文字入力をする場合はどうなのかを少し紹介いたします。WEBページを閲覧する場合、晴眼者は、ページ全体をザッと眺めてから、その中の興味のあるページへ移動することでしょう。 

スクリーンリーダーでは、ページ全体をザッと眺めるということは、なかなか難しいこと。じっくり聞く方法を取ると、前号で紹介しました。

では、興味を持ったページへ移動する際、どんな具合なのかを今回は、紹介したいと思います。

なお、ソフトは、スクリーンリーダーの PC-Talker XPとブラウザのInternet Explorer 6を併用して使う場合でご説明します。

リンク項目を見つけるには

リンクが張ってある項目へは、タブキーを使うと移動できるようになっています。これは、スクリーンリーダーを搭載していなくても操作可能です。移動する順番は、ソースに書かれている通りです。

例えば、私のサイトのトップページ
http://www1.tcnet.ne.jp/k-saku/

ブラウザに表示された右側の「項目」内、「このサイトについて」へ行きたいとします。マウス操作では、簡単ですよね。では、タブキーで移動してみてください。タブキーをいくつたたきましたか?。そして、割と遠いと感じませんか?

なお、「このサイトについて」は、ナビゲーションバー(薄緑色の部分)内の「ご説明」と同じページです。

マウスだとスッと行けるのですが、キーボード操作だと1つずつたどって行かないと着けないのです。

リンク項目がテキストの場合

リンク項目がテキストの場合は、書いてあるテキスト通りに読み上げます。簡単にタグで書くとこんな感じのものです。

<p><a href="index.htm">私の部屋</a></p>

タブキーでこのリンク部分に来ると「私の部屋 リンク」と音声ガイドしてくれます。

リンク項目が画像の場合

リンク項目が画像である場合、代替テキスト(alt か title)が書いてあればそれを読み上げます。タグでは下記のような感じ。

<a href="a.htm"><img src="room.gif" alt="私の部屋"></a>

これも、タブキーでこのリンク部分に来ると「私の部屋 リンク」と音声ガイドしてくれます。

困るリンク例

【困るリンク例 その1】
時々、画像でリンクを張ってあるのですが、その説明がテキストで画像の近くに書き添えてあるということがあります。テキストには、リンクが張ってないし、代替テキストもありません。

例えば、こんなリンク
<p><a href="a.htm"><img src="room.gif"></a>私の部屋</p>

リンク項目へはたどりつけるのですが、代替テキスト(alt か title)が書いてないので、このリンクが次にどこへ行くのか音声ガイドしてくれません。仕方がないので、周辺を読ませてみます。そういう作業をして「私の部屋」へ移動できるらしいとわかります。

【困るリンク例 その2】
非常に困るのが代替テキストにリンクとは全然関係のない画像の説明が書いてあるものです。これでは、その画像リンクがどこへ行くのか、全くわかりません。

<p><a href="b.htm"><img src="flower.gif" alt="花"></a>私の部屋</p>

画像は、「flower.gif」ということで花の模様なのですから、画像の説明として代替テキストに「花」と書いてしまったのでしょう。音声ガイドでは、「花 リンク」と読み上げます。
次ページは、花に関することが書いてあると思うことでしょう。もしかすると、周辺を読ませてみようと思う人は、少ないかもしれません。

リンク画像の代替テキストは、描いてある画像の説明をつけるのではなく、このリンクがどこへつながっているのかの説明をつけてもらいたいのです。

【困るリンク例 その3】
テキストで「詳細は、ここをクリックしてください」と書いてあって「ここ」の部分にリンクが張ってあることがあります。

<p>詳細は、<a href="c.htm">ここ</a>をクリックしてください。</p>

この場合もリンク項目は、「ここ」と書いてある部分だけですので、「ここ」が次にどこへ行くのかわかりづらいです。この場合も周辺を読ませてみて、やっと「詳細を知りたい場合」であることに気がわかります。

迷路に入ったとしますね。歩いていて出てくるドアに「ここ」とか「花」とか書いてあるわけです。いちいち説明文を読み返すか、ドアを開けてみないと、何の部屋かわからないわけです。これじゃ、困りますよね。

次ページが何であるのか、わかりやすい説明で記載するようお願いします。

WEB上での文字入力について

タブキーで移動できる項目は、リンクだけではありません。文字入力のできる「テキストボックス」への移動も可能です。テキストボックスに入ると「ナニナニの文字入力」と音声ガイドされます。

ただ、この「ナニナニ」の部分は、テキストボックスの周辺に書かれている文字を読み上げてくれます。これが、リンク項目と違う点です。

時々、「名前」、「メールアドレス」と説明が書いてあるのに、コメント入力欄の説明が見当たらないというフォームがあります。ブラウザでの見た目では、かなり大きなテキストボックスが作ってあるので、見れば「コメント入力欄だ」とわかります。

しかし、スクリーンリーダーでは、むなしく通り過ぎてしまい、どこへコメントを入力すればいいのかわかりません。

何を文字入力すれば良いのか等、わかりやすい名称が表記されていないと混乱しやすいです。

スクリーンリーダーでのWEBページ閲覧について

先日、こんな質問を受けました。

視覚障害者の皆さんはどうやってWEBページを閲覧しているのでしょうか?

普通に閲覧されていますよ、とご説明したのですが、今一、よくわからないとのことでした。では、今回は、スクリーンリーダーでのWEBページ閲覧についてを少し解説いたしましょう。

感覚的な差

まず、一般的に晴眼者は、どんな具合にしてWEBページを閲覧するか考えてみてください。

まず、開いたWEBページ全体をザッと見ますよね。それから、どんな項目があるのか、そこにはどんな内容が書かれているのか読みますよね。そして、リンクが張ってあるページへ移動することでしょう。

スクリーンリーダーでも同じです。ただ、「全体をザッと見る」ということができないだけです。スクリーンリーダーでの場合は、「じっくり聞く」ということになります。

まず、開いたWEBページ全体を読み上げさせます。この時に、どんな項目があってどんなことが書かれているのかを確認します。次にリンク項目を探し、次のページへ行きます。

同じことをしているわけなのですが、感覚としては、「写真を見る」と「音楽を聞く」ぐらいの差があるかもしれません。

ブラウザでの全文読みについて

では、サイト全体をスクリーンリーダーで読み上げさせることについて少し解説しましょう。

スクリーンリーダーが読み上げる部分は、テキストの部分です。画像上に書かれている文字は、読み上げられません。しかし、画像に代替テキスト(alt)が付いていれば読み上げてくれます。

なお、こういった文章の全体を読み上げさせることを「全文読み(ぜんぶんよみ)」と言います。PC-Talkerの場合、Internet Explorerでの全文読みは、シフトキーを押すことによってできます。

読み上げる順番は、ページのソースの通りです。各ページのソースは、ブラウザのツールバー「表示」から「ソース」を選択すると表示されることでしょう。

プチ疑似体験

スクリーンリーダーでのWEBページ閲覧は、どんな感じなのか!?
擬似的な体験は、意外と簡単にできます。

WEBページを全て選択し、コピーして、メモ帳などのテキスト形式のプログラムに貼り付けてみてください。

色やフォント、画像による視覚的な補助説明が何もない、テキストだけが貼り付けられたことと思います。これをそのままパソコンが読み上げている、そういう感じです。ただ、厳密には、画像の代替テキストも読み上げるので少し足りないわけですがね。

つまり、ブラウザで表示されている時は、視覚的に強調してあるつもりのテキストであっても、スクリーンリーダーは、感情を込めたり強調して読み上げたりしないわけです。

また、晴眼者は通常こんな所を読んでいないし、見てもいない!という所まで読み上げてくれます。

注意して欲しい点

画像をなくしてみるとどうでしょう!?
説明文で「画像を参照ください」と言った具合にすると、画像に適切な代替テキストが記載していない限りわからない文章になる恐れがあります。これは、テキストを書く際によく注意してください。

また、表を使う場合は、書き方に気をつけないといけないことがあります。

 日 | 6月10日|7月10日 |8月10日 |
時間|  18時 | 19時  | 18時 |
場所|○○公園|▽▽公園|□□公園|

こう表で書いてあったら晴眼者は、縦列で読むことでしょう。しかし、スクリーンリーダーは、縦列には読んでくれません。あくまでも、左から右へ右端に行ったら下の行へ移ってと読み上げますから、日だけを読み上げてから、次に時間だけを読み上げ、最後に場所だけを読み上げるわけです。

まぁ、2列や3列分ぐらいなら、覚えられるかもしれません。しかし、たくさんの列になって書かれていた場合、どれがどこにあたるのか、混乱してしまうことでしょう。

また、記号交じりの文章もわかりにくい場合があります。例えば、時間帯を表すのによくこんな書き方をすることと思います。

18:00~19:00

これをスクリーンリーダーに読ませてみると「ジュウハチ コロン ゼロゼロ 波型 ジュウク コロン ゼロゼロ」と読み上げます。しかし、晴眼者は、「18:00~19:00」と書いてあっても「18時から19時まで」と読むことでしょう。

スクリーンリーダーユーザも長年の経験から何となく時間だ、とわかる場合が多いようです。しかし、それでも非常にわかりにくいことでしょう。特に「18:00~19:00」の前に「時間」と書いてなかったりすると何の数字なのか気がつけないことも多いようです。できるだけ、通常読むであろう言葉そのままで記載した方が親切でしょう。

これは、ちょっとした心遣いかもしれません。スクリーンリーダーも臨機応変に読んでくれるようになるといいのですがね。

なお、今回の記事を書くにあたって参考にさせていただいた本です。

伝わるWeb文章デザイン100の鉄則
益子 貴寛(ましこ たかひろ)著 秀和システム 出版

視覚障害者へのアクセシビリティ向けに書かれたものではありませんが、WEB上ではこういう風に書いた方が読みやすい、効率的となると言ったコツを紹介しています。
スクリーンリーダーでわかりやすい、読みやすいWEBサイトは、SEO(検索エンジン最適化)対策にも有効なのをご存知ですか?WEBアクセシビリティを考えているうちにSEO対策もできてしまう!一石二鳥ですね。

視覚障害者は、音声入力を使わないのですか?

時々、「視覚障害者のかたは、キーボードから文字を入力されているようですが、どうして音声入力を使わないのですか?」と質問されます。

音声入力というのは、パソコンにマイクをつなぎ、パソコンユーザーがマイクに向かって喋って文字を入力する方法です。
その際、日本語音声認識ソフトを使うわけですが、有名なものとしては、「ドラゴンスピーチ」や「ViaVoice」などがあります。

しかし、多くのスクリーンリーダーユーザーは、キーボードで文字入力をし、それをスクリーンリーダーで読ませて確認するという「音声確認キー入力」という方法でパソコンに文字入力しています。

ところで、Microsoft Office XPには、音声入力システムが付属しています。
このシステムを使うと日本語音声認識ソフトを持っていなくても、マイクで喋って文字入力ができるというものです。
でも、PC-Talkerを使っていてもできるのでしょうか?

実際に試してみましたので、報告いたします。

Microsoft Word 2003の「ツール」の中に「音声」というコマンドがありますので、それで、確認してみました。
なお、音声入力システムがインストールされていない場合は、インストールするよう促されます。
インストールが完了したら、再度「ツール」-「音声」を選択してください。

まず、音声入力をする前に「音声認識ツール」を使って「トレーニング」をしなければなりません。
音声認識ウイザードを使って進めて行きます。
マイクやヘッドフォンの設定は、PC-Talkerも音声ガイドしてくれました。
ここまでは、キーボード操作でもできましたよ。

さて、次にユーザーの声をパソコンに認識してもらうためでしょうか?パソコンの画面に表示される原稿を読まなければなりませんでした。
ところがこの肝心な原稿を、PC-Talkerが、読んでくれませんでした。

この原稿は、すらすら読めたとしても、全て読むのに10分近くかかりました。
しかも、余計な音が入らないように注意しながら原稿を読まないといけません。
ユーザーのアクセントやイントネーションを認識しているのでしょうかね。
画面には、「ココまで認識できた」と原稿の文字の色が反転します。
認識できなかった場合は、反転していない部分から読み直しをしなければなりません。

これが画面に表示されるだけで、何も音声ガイドしてくれません。

残念ですが、現在の所は、PC-Talkerで音声入力のためのトレーニングはできませんでした。

仕方ありませんね。
とりあえず、私は目で確認して第1回目のトレーニングを完了させました。

では、次に Microsoft Word 2003で音声入力に挑戦してみました。

喋ると喋った言葉が画面に表示されました。
しかし、PC-Talkerは、何も音声ガイドしません。
黙って書き留められているという感じです。

喋ると漢字になる部分は、自動的に変換されました。
「、」や「。」も“わたしは てん”と言うと“私は、”という風になりました。

しかし、文字認識のヒット率は、かなり悪いです。

「端 橋 箸」と言ったつもりだったのですが、「足 橋 橋」になってしまいました。
「雨 飴 編め」は、全部「雨」。

ちょっと意地悪して「裏庭には、二羽。庭には、二羽。鶏がいる。」と言ってみたところ「村には庭、庭。庭には、庭。鶏がいる。」と表記されてしまいました。

あまりに妙なことを書くので、「何書いてんだか?!」と言ってしまったら、それも入力されちゃうし、笑いやくしゃみも認識され、妙な表記が。

まぁ「読み方が下手なんだろう!」と言われてしまうと面目ないのですが。

さて、数年前になるのですがMicrosoft社のオンラインサポート担当者さんと「視覚障害者パソコンについて」話をする機会がありました。
その際に、このシステムについて質問してみたことがあります。

まず、先のトレーニングは、パソコンユーザーの声の調子をパソコンが認識するよう「声のプロファイル」を作って保存しているのだそうです。
ですから、トレーニングを積んでいただければ、それだけ、音声入力のヒット率も上がるはずだそうです。
しかし、このシステムは、まだまだ改良の余地があり、問題も山積みなのだそうです。

おまけのソフトではなく、高価な専用ソフトを使えば、また違うかもしれません。
しかし、全部入力し終えてから、確認し直すのは、面倒なのです。
聞きながら、いちいちカーソルキーで移動して直す箇所を探さないといけませんからね。

ということで、今は、まだキーボード入力の方が効率が良いと考えています。

「さかいひろし」って誰ですか?

Windows XP パソコンの電源を入れて、スタートメニューを開けるとPC-Talkerが「さかいひろし」と何度も連呼する、と報告がありました。

さかいひろしさん?
いったい、どなたなのでしょう?

パソコンユーザーには、まったく身に覚えのない人だそうです。

私も、Windows XPのPC-Talker搭載機を使っていて、何度か「さかいひろし さかいひろし」と連呼されたことがあります。
しかし、私もそんな名前の知人は、おりません。

何を読み上げているんだろうと思いまして、PC-Talkerが「さかいひろし」と連呼している最中に音声コピーをしてみました。

音声コピーとは、今読み上げているテキスト部分をクリップボードにコピーすることです。
コマンドキーは、コントロール+オルト+Sキーです。

クリップボードにコピーしてから、テキストエディタに貼り付けて見たところ、記号の羅列の中に「境広」という文字があるのを見つけました。
どうも、これを読み上げているようでした。
何かのコマンドの文字化けではないでしょうかね?

さて、「さかいひろし」と連呼する状況についても気がつきました。

それは、まだパソコンの準備が整っていないうちに、スタートメニューを開いた時に連呼するのです。

最近のパソコンは、ハードディスクの起動音が静かですからね。
前は、「ハードディスクの音が静かになったら使っても構いませんよ」とアドバイスできたのですが、最近の機種は、音だけではb全く判断できません。

そういうことで、どうしても早めにスタートメニューを開いてしまうようです。

もし、「さかいひろし」さん(?)が出てきてしまったら、「まだ、パソコンの準備が整っていなかったようですね」とアドバイスしてください。

PC-Talkerのセットアップ方法

晴眼者サポータさんから、こんな質問メールをいただきました。

PC-Talkerで点字ソフトを使ってみようと思ったのですが、KTOSが見つかりません。
どこにあるのでしょう?

PC-Talkerをインストールした際に、KTOSをインストールし損ねたのではないでしょうかね。

今回は、私がよくする「PC-Talkerのセットアップ方法」を紹介します。

★確認
今回、説明するのは、下記のOSです。 

  • パソコンのOS:Windows XP
  • PC-Talkerバージョン: PC-Talker XP(製品版)

Windows Vista でのやり方は、私のWebページ「PC-Talker Vista のインストール (Ver.1.10)」で紹介しましたので、またご参照ください。

★インストール方法

PC-TalkerのインストールCD-ROMを入れると自動的にインストールが始まります。指示に従って作業していきましょう。
途中、KTOS(点字入力用ソフト)をインストールするかどうか訊かれます。ここでは外さずにKTOSもインストールしてください。

ダイアログボックスで「Windows標準のキー操作を使用しますか?」と表示されたら「はい」にしてください。
「従来のAOK方式」は、晴眼者サポータが扱えませんので、使用しないほうが無難です。

★インストール後のKTOSに関する設定変更

さて、このままでは、パソコンを起動するとPC-Talkerと一緒にKTOSも起動してしまいます。
点字入力を主にする場合は構わないのですが、使わない場合は不都合となります。
KTOSの設定を変更します。

  1. KTOSが立ち上がっているかどうか確認する
    晴眼者サポータは、通知領域(時刻表示の左側)に[K]のマークのアイコンがないかどうか確認してください。ある場合は、起動しています。見当たらない場合は、起動していません。
  2. ファンクション12キーでAOKメニューを開く
    KTOSが立ち上がっていない場合は、AOKメニューで「KTOSの起動」を選択しエンターすると起動します。KTOSが起動している場合は、次へ進んでください。
  3. AOKメニューで「KTOSの設定」を選択してエンターする
  4. KTOSのオペレーションシステムが開くので、「点字キーの設定」を選択しエンターする
  5. 「Windowsの起動時にKTOSも自動起動する」のチェックを外す
  6. 「設定」で完了
  7. AOKメニューをエスケープキーで閉じる

以上です

KTOSの起動は、スタートメニュー内かデスクトップ上にアイコンがあると思います。
これで起動するか、コマンドキーでは、Ctrl+Shift+Alt+F6 キーとなります。

KTOSの終了は、AOKメニューで「KTOSの設定」画面を開き「KTOSの終了」でエンターするか、コマンドキー Ctrl+Shift+Alt+F7を使って終了させます。

視覚障碍者へITサポートする場合

先日、とある方から「視覚障碍者へパソコンを教えていらっしゃるのですか?目の見えない方にパソコンを教えるのは、大変でしょう!」と言われてしまいました。

私自身は、自分のことをITサポータと言っています。
私にとって、パソコンユーザーの目が見える見えないは、あまり関係ありません。

パソコンの使い方は、十人十色、人によってまちまちです。
全く同じ使いかたをされる人は、いらっしゃいません。

「こういうパソコンの使い方をするユーザーさんがいる。どうサポートしたら良いか?」
常にそれだけを考えています。

よって、視覚障碍者へITサポートする場合は、「モニターを見ずに音声ガイドだけを頼りに操作する方法」を常に考えているだけです。

ただ、いくつか晴眼者へサポートする時と違って注意している点はあります。

今回は、視覚障碍者へサポートする場合のコツを紹介いたします。

  • 1対1で指導する
    サポートは、音や声が頼りです。なるべく第三者が脇から口を挟まないようにしましょう。複数の人からの助言は、それだけで混乱を招きます。
  • 声かけは、近寄ってする
    合同でサポートをしていると、いろいろな声や音が聞こえてきます。こんな現場でよくやってしまうのが、サポートをしている組の向こうへ声をかけるということです。
    こういう風にされるとユーザーは、「自分に声をかけられたのではないか?」と集中を切ってしまいがちです。
    また、サポートに必要のない音や声を出すことは、モニターの前に立って見えないようにしてしまうことと同じです。声をかける場合は、近寄ってからにしましょう。
  • 実際に触って作業してもらう
    CD-ROMを入れる、USB端子を挿すといった作業を「面倒でしょうから、代わりにやってあげましょう!」とITサポータがしてしまいがちです。しかし、自分ひとりで作業できるように実際に触ってもらいましょう。位置は、手を持ってパソコンの側面を誘導し、実際にどのくらいの距離のどの辺にあるのか理解してもらいながら覚えてもらいましょう。
  • なるべく見守る
    これは、ITサポートの鉄則です。実際にサポートすると視覚障碍者に限らず、誰でもそうです。パソコンに慣れない間は、目的のキーを探すのもすごく時間がかかります。しかし、遅いからと言ってすぐに手を貸さず、ジッと見守ることも大切です。

パソコンでの点字入力について

点字とは」で簡単に点字について紹介しました。
この点字は、点字器で打つわけですが、点字タイプライターを使って打つこともできます。

この場合、縦に3個、横に2個に並んでいる点字を1の点と4の点を支点にして、1の点から下は、時計回りに90度、4の点から下は、半時計回りに90度回します。
こんな風に縦に2列並んでいた点を一直線に直します。
そして、読み用の点字の点を打ちたい所のキーを同時に打っていくと紙に打ち込むことができるわけなのです。

PC-Talker搭載パソコンでも、この点字タイプライターのようにして点字入力で入力することが可能です。
この場合「KTOS(ケイトス)」というソフトを起動させます。

1の点と4の点は、ホームポジションのFとJになります。
FキーとJキーには、どのキーボードにもちょっとした突起がついています。
だから、すぐにわかることでしょう。

1の点がF、2の点がD、3の点がS、4の点がJ、5の点がK、6の点がLです。

点字は、複数の点がどこの位置にあるかによって作られていますね。
つまり、点字入力をする場合は、複数のキーを一度に押さえることによって入力できるのです。

ただ、キーボードの中には、点字入力ができないタイプがあります。
点字は、最高でFDSJKLの6個のキーを同時に押さないといけないのです。
ちなみに、6個全部を使う文字は「め」です。

試しに、何か文字入力できるソフトを起動して、FDSJKLのキーをボンと一斉に押してみてください。

どんな順番でもいいです。FDSJKLが同時に6つ表示されましたか?

これができるキーボードは、点字入力できます。
しかし、5個とか4個とかしか表示されない場合は、点字入力ができないことになります。

もし、ユーザーさんに点字入力でパソコンを操作したいという要望があった場合、パソコンのキーボード選択肢の一つにFDSJKLをボンと押してみてどうなるか?を確認してみてください。

しかし、ここまで、紹介しておいて申し訳ないのですが、サポートする際は、
できるだけ通常のローマ字入力でパソコンを操作してくださるようご相談ください。

点字をわかる晴眼者は、なかなかいませんからね。
私も基礎的なことは、わかりますが、とっさには出てきません。
点字入力ユーザーのITサポートは、かなり難しいことですので。

点字とは

点字は、縦に3個、横に2個並んだ6個の点で1つの文字を構成しています。
六つの点の組み合わせは、2×2×2×2×2×2の64通りから、一つも点を打たないという点字はないので1引いて63通り。
それぞれが50音や数字、アルファベット、そして、記号を表します。

点字は、ポコッと飛び出していますね。
この飛び出している点の位置を指で読んでいくのです。

凸面(点が出ている方の面)から見て、左上を1の点、左中を2の点、左下を3の点、右上を4の点、右中を5の点、右下を6の点といいます。

そして、全部横書きとなります。読むときは、左から右へと読んでいきます。

さて、点を飛び出させるためには、裏から紙を点字を書く道具(点字器)で押してあげなければなりません。
点字を書く時は、裏から書くわけです。
左から右へ読むのですから、書くときは右から左へと書いていかなければなりませんし、読むときから見て反転させなければなりません。

つまり、点字は、読み用と書く用の2通りを覚えないといけないのでした。

ただし、最近は、面白い点字器もできまして、押さえると膨らむタイプがあるそうです。
そうなると、読むための点字を覚えれば良いですね。

点字に対して私達晴眼者が通常読んでいる紙に印刷された文字を「墨字(すみじ)」と言います。
「墨字」と言われると、何だか筆と墨液で書かれた物のように感じるかもしれませんが、紙に書いてあるもの全てとなります。
ちょっと覚えておいてくださいね。

そして、視覚障碍者であれば誰でも点字ができると言うわけでもありません。
高齢になって視力が低下してきたという場合は、今まで墨字を読んでいたわけです。
そこから点字を習得するのには、相当な時間がかかることでしょう。
視覚障碍者であっても点字を使える人は、少ないと言うことも覚えておいてください。

インターネットエクスプローラー6の表示設定

PC-Talkerを使っている方々がインターネットエクスプローラー6でホームページを閲覧する場合、私が推奨している表示設定があります。

今回は、PC-Talker用のインターネットエクスプローラー6の表示設定方法を紹介します。

Internet Explorer6の表示設定の仕方

  1. インターネットエクスプローラーを開く
  2. ツールバーの「表示」-「ツールバー」で、アドレスバー・リンク・ラジオ のチェックを外す。
  3. ツールバーの「表示」-「エクスプローラ バー」で、全ての項目のチェックを外す。

以上です。

なお、ツールバーのアドレスバーは、場合によって表示しておいても構わないかもしれません。
ただ、全文を読み上げさせた場合に混乱される方がいらっしゃいますので、ご参考まで。

しかし、エクスプローラ バーの表示は、いただけません。

時々、視覚障碍者のPC-Talkerユーザーさんから「ホームページの読み上げができなくなった!」という相談が入ります。

PC-TalkerでWEBサイトの本文を読み上げさせたい場合は、シフトキーを押します。
もしくは、コントロールキーを押しながら上下の矢印キーを押して行きます。

これで、WEBサイトの本文が読み上げられるはずなのです。

これが、何故かいつもと違ったことを読み上げてしまい、肝心のWEBサイトを全く読み上げないという事態が発生するのです。

この原因の多くは、何かの弾みでエクスプローラー バーが表示されてしまったためです。
エクスプローラーバーが表示されていると、本文の読み上げができなくなってしまうのです。

エクスプローラー バーは、ショートカットキーで簡単に表示することができます。

試しに表示させてみましょう。
Ctrl+Eキーで「検索」、Ctrl+Iキーで「お気に入り」、Ctrl+Hキーで「履歴」が表示されることでしょう。

さて、表示されてしまった各エクスプローラーバーは、再度同じショートカットキーを押すと消すことができます。
しかし、一旦表示されてしまうと消しただけでは、機能が復活しないことがわかりました。

これで、PC-Talkerユーザーさんは、かなり混乱されるようです。

エクスプローラー バーを表示してしまった場合は、表示を消してから、インターネットエクスプローラーを終了します。
そして、パソコンを再起動させてください。

これで、機能が回復するはずです。

これに気がつくまで、私も、かなりアタフタいたしました。

「インターネットエクスプローラー6での読み上げができなくなった!」という場合は、エクスプローラー バーの表示を疑ってみてくださいね。

位置説明の仕方

視覚障碍者にパソコンのキーや端子の位置を説明する場合、どのようにしていらっしゃいますか?

今回は、キーボードのキー配列を説明する場合について考えてみましょう。

時々やってしまうのが、ユーザーの指を持って、 Enterキーはここ、Spaceキーはここ・・・と1点ずつ教えてしまうこと。

この説明は、見えるから理解してもらえるのです。

試しに誰かに人差し指を持ってもらい、目をつぶって、どこかのキーのへ誘導してもらってください。

そして、次にその位置へ一人で行けるかどうか、確認してみてください。

スッと移動できますか?
わからないでしょう!

位置の説明は、地図を見ながら目的の場所を探すのに似ています。

目的の場所だけをピンポイントで教えても それがどのあたりなのかわかりませんよね。

全体の中のどのあたりなのか?という情報が必要なのです。

まずは、ホームポジションの確認。
そして、どの指で押さえたら正しく押せるキーなのか。
どのくらい指を伸ばせばいいのか。
手首を回す必要があるかどうか。

1つのキーの位置を説明するのに、これぐらいの情報を実際に確認していただく必要があります。

説明するのに、指1本をスッと持っていかないようにしてくださいね。

パソコンの設定を変更する場合

パソコンは、パーソナルコンピュータというぐらいですから、自分好みに設定を変更することができます。

さて、これを自分でビシバシ設定変更できるかたならば良いのですが、ITサポータが代わりに変更してあげた場合、困ったことが起こることがあります。
今回は、そんな困ってしまった体験を紹介します。

昨今は、情報交換がメールで簡単にできる時代。
視覚障碍者同士もどんどんメール交換していらっしゃいます。

いろいろなやり方を覚えて教えっこしているかたもいらっしゃいます。
さて、いつも自分のやっている方法がすごく便利だから教えてあげたら、「えっ?私のパソコンでは、そういう風にできないわ!」と返事が来てしまいました。

どうしてなのでしょう?

このかたのパソコンは、独自の設定がしてあったので、他のパソコンでは、そういう操作方法ができなかった!ということが起こっていたのです。

例えば、Ctrl+Alt+Mと押すとメールソフトが起動するように設定したとします。

ところが、これは、その人のパソコンだけで、できること。
他のパソコンでは、同じ設定をしない限りそんな風になりません。

この設定変更は、PC-Talker搭載機でしないでください。
ほとんど全てのショートカットキーがPC-Talker関連のコマンドに割り振られていますので。
ちなみに、Ctrl+Alt+Mは、文字入力中にカーソル位置の文字を詳しく読むというコマンドが割り振られています。

一般的に言ってもそうです。
初心者は、パソコンをテレビと間違えている傾向があります。
だから、「家のパソコンも隣の家のパソコンも同じことができる」と思っていらっしゃるかたが、意外に多いですよ。

これは、晴眼者の方ですが、ちょっと高齢の女性へのサポート時のことです。

IMEの辞書登録で「(その人の)みょうじじゅうしょ」と入力して変換すれば、その人の住所が表示されるよう設定しました。

すると、そのかたは、世界中のパソコンが全部「みょうじじゅうしょ」と打って変換したら自分の家の住所が表示されてしまうようになったの!?とものすごく心配されたのです。

笑い事じゃなく、本当なんですから。
「そんなことは、ないのですよ」と説明するのにちょっと苦労しました。

パソコンの設定を変更してあげる場合は「あなただけの仕様である」ということを よく説明する必要があります。
もしくは、設定変更もユーザーご自身で体験してもらい、その変更方法も説明できるようになるといいですね。

代わりに操作する場合

前回、勝手に仕様を変更してはいけないという話をいたしました。

さて、今回は、勝手に設定を変更したつもりではなかったのだが、ついうっかり!という私の体験談を紹介いたします。

このユーザーさんは、中途視覚障碍者。
そして、じっくり努力なさるかたです。
新しいことにもよく挑戦なさいます。

本を読むことが好きで、点字図書を読まれるのですが、ないーぶネット  の会員になってからは、パソコンで本のデータをダウンロードしては、自分で解凍し、テキストファイルをスクリーンリーダーで読ませて楽しんでいらっしゃいます。

さて、そんなある日、とあるプログラムのダウンロードとインストールのサポートを頼まれました。

プログラム操作自体は、そんなに難しいものではありませんが少し説明しないとわからないことでしょう。

これから、使い続けるソフトですが、ダウンロードしてインストールから設定は、1回しかしません。
操作方法の説明に時間を取りたかったので、私が代わりにインストール作業をすることにしました。

さて、ここで私は、ついうっかり自分のやり方で作業してしまったのです。

私のやり方はこうです。

プログラムのダウンロードファイル保存場所は、デスクトップ。
インストールと設定が完了したら、ダウンロードファイルをデスクトップ上から削除してお終い。

これで、きれいに終わるはずでした。

ところが、後日、連絡が入りました。

今まで、ないーぶネットからスムーズにダウンロードしていた本の圧縮データが、何度やっても保存されていないというのです。

慌てて見に行きますと、デスクトップ上にたくさんのダウンロードファイルが保存されているのが見えました。

しかし、ユーザーさんは、それに全く気がつけなかったのです。

ユーザーさんは、ダウンロードファイルをいつもマイドキュメントの決まったフォルダ内に保存していたのでした。

インターネットエクスプローラーを使ってWEB上からダウンロードした場合、保存先は最後に保存した所へ次も保存されます。

自分ひとりで使っている場合は、常に決まった所にしか保存されませんので、何の確認もせずとも過ごせたのです。
今回も、いつものように作業されたのでした。

ところが私が保存先を換えてしまったために、いつもと違う場所に保存されていたのでした。
それに全く気がつかず、何回もダウンロード作業を繰り返してしまったのでした。

ダイアログ内の確認作業ですが、晴眼者はパッと見ればわかることでしょう。

しかし、スクリーンリーダで確認する場合は、タブキーでグルッと一回りしてこなければなりません。

試しに「ファイル(F)」の「名前をつけて保存」を開いてみてください。
タブキーを押します。
すると、色が変わったり、点々がついたりして、1つずつ移動していくのが確認できることでしょう。
この部分のテキストをスクリーンリーダは、読み上げてくれます。

ところが手馴れていらっしゃる方は、この確認作業が面倒なので確認せずに次の操作に進んでしまうこともあります。
そして、このような結果になってしまったのでした。

いえ、これは、私が勝手に保存先を替えてしまったのが悪いのですけどね。

ですから、このかたの場合は、いつもダウンロードしているフォルダにそのまま保存。その後、デスクトップへ移動させ、解凍、インストール。
設定まで完了したら、ダウンロードファイルを削除すればよかったのです。

サポータは、いつも自分がやっている通りに作業してはまずいのです。
できるだけ、パソコンユーザーさんのやっている通りに作業するようにしましょう。

そして、なおかつ、後片付けまでしっかりおこないましょうね。

「サポートする」ことについて

さて、今まで視覚障碍者のパソコンの操作方法について、いろいろ紹介してきました。

今回は、「ITサポートする」というのはいったいどういうことなのか、私の考えをご紹介したいと思います。

最初に結論を言ってしまうと、ITサポートは、ユーザーの操作方法の続きからサポート方法を考えることだと考えています。

ユーザーさんから「今、こうやって操作しているが、すごく不便である。何とかならないか?」と相談された時に、「こういう方法もありますよ」とアドバイスするのがサポートではないでしょうか。

パソコンの操作方法は、人それぞれです。

同じプログラムを起動させるにしても、いろいろな起動方法がありますよね。
それを一つの方法に統一させる必要はないとも思っています。

ですから、パソコンユーザーが困ってもいないことに対して「こうやったほうが便利です」と言って、今までおこなっていた操作方法と全く違う方法を教えるのは、ちょっと違うと考えています。

でも、「迷子になりやすいな」、「もっといい方法はないかな?」となり、「困っているのですが」と相談された時に適切にアドバイスするのが、サポートしてベストであろうと考えています。

前回「お勧めしない」としたデスクトップ上のアイコンを使う方法ですが、ユーザーさんが全くのお一人でパソコンを使っている場合であれば、設定もアイコンが増えるということも起きず何も変わらないことでしょう。

実際に、全く迷子にならず、デスクトップのアイコンを使いこなしている視覚障碍者さんもいらっしゃいます。

このかたは、それで何の不都合もないのですから、あえて違う方法を教えなくても大丈夫なのです。

また、WindowsXPでスタートメニューをクラシック[スタート]メニューにした方がいいかどうか?もです。

これも、WindowsXPの仕様にすっかり慣れてしまっているのでしたら、サポータが勝手に仕様を変更する必要はないでしょう。

しかし、見ていてどうも危なっかしいと感じるのであれば、ユーザーさんとしっかり相談して、どちらが便利なのか実際に操作してもらってから変更してみてください。

WindowsXPのスタートメニューを「クラシック[スタート]メニュー」に変更する方法は、私のサイトの
WindowsXP を Windows98のように使いたい
http://www1.tcnet.ne.jp/k-saku/person/page_24.htm
を参照ください。

何でもそうです。
サポータは、勝手にパソコンの仕様を変更しないでください。

Windowsパソコンは、視覚重視に作ってあります。
ですから、何か変わっていても、画面を見ることができれば気がつけます。

しかし、画面を見ることができない場合は、その変化に気がつけないことも多いのです。

パソコンの操作方法で便利かどうかは、ユーザーさん自身が決めることです。
サポートは、やり方を押し付けるのではなく、アドバイスすること。

それを「もっといい方法を習ったから!」と新しいやりかたを教えるのは、サポートではなく、単なるおせっかいになってしまう恐れがあります。

ITサポータは、いろいろなやり方を覚えて臨機応変に対処してくださいね。

デスクトップ上のアイコンについて

晴眼者サポータからよく質問されることに「デスクトップ上のアイコンへ視覚障碍者を誘導するには、どうしたらいいのでしょう?」というものがあります。

「プログラムのアイコン」というのは、要するに起動スイッチのことです。

デスクトップ上に自分がよく使うアイコンを置いているかたも多いことと思います。
マウスでこのアイコンをクリックすることによって、素早く目的のプログラムを起動できるというものです。

だからでしょうね。
視覚障碍者の皆さんへも同じようにデスクトップ上のアイコン使って起動させてあげたいと思うようです。

キーボード操作だけでデスクトップ上のアイコンへ行く方法は、こうです。

パソコンが起動したら、タブキーを押してみてください。
1回押すごとに、デスクトップ上にちょっとした変化があるのがわかるでしょうか?

タブキーを押すことによって、デスクトップ上を移動しているのですが、なれないと、どこを移動しているのがわかりにくいと思います。

そういう時は、一度、スタートメニューを開きます。
(Windowsキーか、コントロール+エスケープキーを押してください。)
スタートメニューが開いたら、すぐにエスケープキーを押して閉じてください。

スタートボタンの所をよく見ると点々と印がついていませんか?
これで、現在、スタートボタンにいることになります。

1回タブキーを押します。

すると今度は、タスクバー内のアイコンに何やら変化が起きていませんか?

次々にタブキーを押すとデスクトップのアイコンにも移動できませんか?

そして、デスクトップのアイコンの次がまたスタートボタンへ。

こうやって、タブキーでぐるぐる回れるのです。

さて、デスクトップの中のアイコンのどれかを選択したい場合は、デスクトップに印が来た時に上下左右の矢印キーで目的のアイコンへ移動すればいいだけです。

目的のアイコンへ移動するわけなのですが、これがどこにあるか?
これ、実は、見えるから簡単に移動できるのです。

デスクトップのアイコンは、時々順番や場所が変わることがあります。

何かをダウンロードした。
つい順番をいれ変えてしまった。
名前順に並んでいたものが更新日時順になったなどなど。
いろんなことで移動します。

また列も1列とは限りません。
場合によっては、2列3列となっているパソコンもあることでしょう。

しかし、視覚障碍者さんは、アイコンの位置が変わってしまったことに、なかなか気がつけません。

いつもなら、下矢印キーで移動したら見つかったのに、今日は見つからない。
どこへ行った?

実は、次の列に移動していて右矢印キーで移動しないといけなくなっていた!

そう!この方法は、迷子になってしまう恐れがあるのです。

だから、私としては、デスクトップ上のアイコンへ誘導するサポートをお勧めしていません。

よく使うプログラムのアイコンは、スタートメニュー内に収めてしまうことをお勧めしています。

WindowsXPであってもクラシック[スタイル]メニューに設定しておけば、スタートメニュー内は、常に1列に表示されます。
こうしておけば上下矢印キーだけで目的のアイコンへ移動できますし、自分で設定しない限りアイコンが増えるということもありませんからね。

スタートメニュー内にアイコンを置く方法は、デスクトップのアイコンをスタートボタンの上へドラッグ&ドロップすれば完了です。

デスクトップアイコンへ移動する方法を覚えるよりも、簡単でしょう!?
晴眼者サポータは、ぜひ、覚えておいてくださいね。

「記号を読む」ことについて

晴眼者の皆さんは、記号をいつも何気なしに見ていると思います。
正確に「記号を読む」ということは、していないと思います。
いつも、何となく、見ていませんか?

さて、ここで、晴眼者の皆さんに視覚障碍者さんたちが顔文字をどんな風に読んでいるかの疑似体験をしていただきましょう。

かっこ テギュ へ グラーブ セミコロン かっことじ

これは、PC-Talkerの「なめらか読みの設定」で「括弧を読む」「記号を読む」の設定にして、とある顔文字を読ませてみたものです。
私が聞こえたままに書き写してみました。

さぁ、これがどんな顔文字なのか、わかりますか?

答えは、最後にお教えしますね。

スクリーンリーダーでテキストを読む場合、記号も読ませようと思えば読んでくれます。読まないように設定すると読ませないこともできます。

通常、晴眼者は、記号を読まず、見ているだけでしょう。
だからでしょうか?
視覚障碍者さんで中途障碍の皆さんも記号を読まない設定にしていることが多いようです。

しかし、どうしてもどんな記号を使っているのか知りたい時があります。
顔文字もそうですし、文末が肯定なのか疑問なのかよくわからない時などです。
そういう時は、一文字ずつPC-Talkerで読ませて確認します。

さて、PC-Talkerを使っていると妙なことに気がつきます。
私たちが晴眼者が通常使っている言い方と違う、独特の言い方をする記号があるのです。

家庭訪問でパソコンサポートしていて「オーバーラインって、どんな形をしているのでしょう?」と聞かれたことがありました。

さて「オーバーライン」とは、どんな形の記号だと思いますか?

何と、 ~ なのですよ。

~ は、チルダーじゃないか!と思われることと思います。

でも、PC-Talkerでは、「オーバーライン」と読むのです。

私のWebサイトで、PC-Talkerが記号をどんな風に読むのか「PC-Talkerが読む記号について」で紹介しましたので、また、ご参照ください。

こんな風に、記号の中には、晴眼者が通常使っている名称と違った言い方をするものがあるのです。
この部分は、晴眼者ITサポータの皆さんへ事前に知っておいて欲しいことです。

さて、あの記号がこんな読み方をするなんて、知らなかった!と晴眼者サポータが思うように、視覚障碍者もあの名前の記号がこんな形をしているなんて知らなかった!と思うわけです。

また、顔文字ネタを書いているうちに気がついたのですが、顔文字の格好とその名称が一致しない、わからないこともあるようです。

例えば、一番難しそうなのが ○| ̄|_ これ。

この格好は、ガックリポーズです。
何かに対して、打ちひしがれてしまった!ということを表しています。
どんな格好なのかは、見ればわかりますね。

しかし、視覚障碍者は、見ることができないのですから、このガックリポーズがどんな格好なのか、わからないわけです。

一応、視覚障碍者さん向けに説明しますと、四つんばいのハイハイしているような格好です。
気持ちとしては、そのまま頭をストンと落としている感じです。
これが、ガックリとした気持ちのポーズになります。

さて、記号の形を教える方法ですが、指で体に書いてあげてみてください。
記号の名前を言いながら、書いてあげるといいでしょう。

問題は、体のどこの部分に書くか?ですが、それは、相談してください。
手の甲や手のひら、背中なども都合良いようです。

また、顔文字を理解していただく場合の方法ですが、これも、視覚障碍者さんの体に顔文字を描きます。

そして、1つ1つの記号が何を表しているのか説明します。

左の ( が顔の左側の輪郭で、^は、こんな形で笑った形の目。
_ は 口を表しています。

と言った具合です。

次に、実際にこの顔文字の格好をしていただきましょう。
また、そういう格好になった時、人はどんな気持ちになっているのかを説明してあげると良いでしょう。

ただし、ガックリポーズ ○| ̄|_ の場合、実際にやっていただくのは、あまりお勧めできませんが。

では、冒頭の疑似体験の答えです。

かっこ テギュ へ グラーブ セミコロン かっことじ

実は、(´ヘ`;) でした。

これなら、見たことある!と思ったことでしょう。

でも、´ がテギュ、` がグラーブだなんて、ご存知でしたか?

一般的な記号の名称を確認する方法は、あります。
MS-IMEの場合は、「きごう」と打って変換してみてください。

たくさんの候補の中からズゥッと探していくと、´ が「アクサン テギュ」、` が「アクサン グラーブ」と見つかることでしょう。

顔文字について(その2)

「顔文字について」で、視覚障碍者の皆様からたくさんの問い合わせメールが届きました。

顔文字には、いったいどういったものがあるのでしょう?

難しい質問ですね。
顔文字は、もう際限なくありますから。
ということで、この号では、顔文字についてを視覚障碍者向けにしてもう少し解説いたします。

顔文字とは、文字や記号を使って描いたアスキーアートと言われるもので、アルファベットや数字、記号と言った文字で描いた絵です。
メールで顔文字を使う場合は、その文章を書いた気持ちが分かるようなものを使います。

主なものは、顔の輪郭のように見える括弧を使っています。
そして、括弧の中に目や口になるような文字を置きます。
その種類によっていろいろ表情をつけるわけです。
また、括弧の外側に手や足に当たる文字を置くと態度までも表すことができます。

さて、ここで、前回の キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!! の意味を解説しておきましょう。

この顔文字は、映画や漫画、テレビドラマにもなった「電車男」で有名になりました。某掲示板サイトでよく使われる顔文字です。

満面の笑みにも似た顔が記号で描かれています。
キタは、カタカナで書いてありますが、漢字で書くと「来た」のことです。
待ちに待った人が、その掲示板に来て書き込んだ時に、「やっと来てくれた!」という絶叫的な意味をこめて書き込みます。
だから、この顔文字の読みは、「きたぁぁぁぁぁ」という感じでしょう。
ただし、行儀のよい顔文字とは言えません。
頻繁に使うと人格を疑われるかもしれませんので、注意しましょう。

なお、一行だけの顔文字ばかりではありません。
中には、何行にも渡って描かれた大作もあります。
こうなってくると顔文字というよりもアスキーアートという言い方が適切でしょうね。

また、顔文字やアスキーアートは、自分が新しく作ったとしても著作権を主張することができません。
誰でも自由に使ってよいことになっています。
2005年に猫を表現した顔文字で「モナー」「ギコ猫」と呼ばれるものを著作権登録しようとした企業がありました。
しかし、ネット上だけでなく現実世界でも一般大衆からかなりの反発を買い
登録を取りやめたということがありました。

この「モナー」に関しては、ウィキペディアの「モナー」でご確認ください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%8A%E3%83%BC

では、顔文字としてよく使われるものをご紹介します。
せっかくですから、PC-Talkerの「なめらか読み辞書」に登録しやすい形式で掲載します。
この顔文字データは、「顔文字,読み」と記述してあります。
該当する顔文字がテキスト内に出てきたとき「なめらか読み辞書」に登録した「読み」で読み上げてくれるようになります。

なお、顔文字データの「PC-Talkerの辞書登録の仕方」は、下記の説明サイトでご確認ください。

PC-Talkerの辞書登録の仕方 (PC-Talker XP用)

PC-Talkerのなめらか読み辞書登録ツール

---これより顔文字データ---
(*_*),困った
(-_-;,冷や汗
(@ @),びっくり
(@_@),びっくり
(T_T),しくしく
(T-T),しくしく
(V)o\o(V),フォッフォッフォッ
(^-^),ニコッ
(^O^),にっこり
(^^),ニコッ
(^^)v,ピース
(^^;,汗
(^^;;,汗汗
(^^ゞ,ポリポリ
(^_-),ウインク
(-_^),ウインク
(^_^),にこにこ
(・o・),ポカーン
/~~,バーイ
_(__)_,ペコリ
m(__)m,ペコリ
o(^^o)(o^^)o,わくわく
{{(>_<)}},ヒェー
|(゜0゜)|,ムンクの叫び
ヾ(^0^)ゞ,ほーい
\(^o^)/,万歳
(^◇^),爆笑
¢(..),メモメモ
\(^O^)/,わーい
(゜д゜;),はぁ
(´ヘ`;),はぁ
---顔文字データここまで---

なお、ここで、紹介した顔文字は、極一部です。
これ以外にもたくさんあります。
そして、PC-Talkerに初期から登録されているものも含まれています。
一応、確認してみましたが、同じものを二重登録しても支障ありませんでした。
ただし、全く同じ顔文字で違う読みを登録すると後から登録したものが有効となります。

さて、通常顔文字を入力する場合は、いちいち一文字ずつ打ち込んでいるわけではありません。
面白い顔文字を見つけたら、それをコピーしてIMEの辞書に簡単な言葉で登録します。
後は、文字入力して変換、とスッと表示させて使います。

顔文字について

前回、「メール交換について」で視覚障碍者の方とメール交換する場合に気をつけていただきたいことを書いてみました。

今回は、晴眼者がメールでよく使う顔文字がいったいどうなるのかを紹介いたします。

実は、顔文字のほとんどは記号の並びなので、視覚障碍者のかたには、よくわからないことになってしまいます。
ただ、PC-Talkerの読み方辞書にインストール時から登録されている顔文字もありますから、それだけは、登録されている通りに読み上げてくれます。

どんな顔文字が初期からあるのか、紹介したいのですが、既に自分でいろいろなものを登録してしまっているため、わからなくなっています。
すみません。

しかし、通常は、記号の羅列となりますので、あまり聞いていてうれしいものではないかもしれません。

例えば、 キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!  という顔文字。

これをPC-Talkerで読み上げさせてみるとこうなります。

キタ よこせんだい かっこ はんだくてん ふつうげんていし はんだくてん かっことじ よこせんだい かんたんふ

記号は、同じものを複数並べて書くと1回しか読み上げません。

なお、∀の記号は、ふつうげんていし と言うのですか、漢字では、普通限定子と書きます。

また、━ が横線大、゜が半濁点です。

ただ、PC-Talkerには、こういった記号や句点、括弧の読みをどうするか設定することができます。

視覚障碍者さんで晴眼者とよくメール交換をする方は、句点や括弧、記号を読まないという設定にされている方も多いようです。

ですから、記号だけで構成されている顔文字は、せっかく書いても何も読み上げないことになってしまっているかもしれません。

また、泣き顔の (T_T) と言った一部分に文字を使っている顔文字やガックリした時に使う orz と言ったものは、文字として読みますので(T_T)なら「ティ ティ」、orzなら「オーズ」と読み上げます。

全くの意味不明なので「何のこと?何かの略?」と疑問に思うかもしれませんね。

視覚障碍者も読むであろう、メーリングリスト等に顔文字を使いたい場合は、解説となるような言葉も書き添えておくと、その行を書いた気持ちがわかりやすくなることでしょう。(^^)ニコ

また、私信の場合ならば、もう顔文字自体を使わずに、顔文字の代わりになるような気持ちをカタカナで記載しておくというのも手かもしれません。ウインク

メール交換について

皆さんの中には「視覚障碍者さんとメール交換をしたい」とお考えの方もいらっしゃると思います。
今回は、視覚障碍者さんとメール交換をするときに気をつけて欲しいことを紹介いたします。

●メールソフトについて
Outlook Expressを使っている方は、非常にまれです。
(いないことはありませんが)
多くの方は、視覚障碍者専用メールソフトを使っていらっしゃいます。

MMメール2:http://www.am-corp2.com/mm-mail2/index.html
マイメールII:http://www.aok-net.com/products/mymail.htm

●改行について
スクリーンリーダーの読み上げた方を聞いたことは、おありですか?

スクリーンリーダーが文章を読み上げる場合は、文節ごとに読み上げます。
「わたしは、」と言う場合「わ」、「た」、「し」、「は、」と一文字ずつ
読み上げるのではなく、スムーズに「わたしは、」と読み上げてくれます。

では、文節区切りの前に改行があった場合どうなるでしょう?

実は、改行も文節扱いしてしまうことがあるのです。
例えば、2,000円と全角で書いたとします。
メールソフトの場合、送信時に自動改行されてしまうことがありますね。
全角だと言葉の途中でも改行されてしまいます。

ここで、ちょっと試しとして、2,0
00円と言った具合に途中で改行されてしまったとしましょう。

さて、どう読み上げてくれるでしょうか?!

最初のは「にせんえん」と読み上げてくれるのですが、2回目の改行が入ってしまったほうは、メールソフトによってなのですが、「にてんぜろ ぜろぜろえん」と読みあげてしまうものもあるのです。

また、熟語では、どうなるでしょう。
「認識」と書いたとします。これを「認
識」としてしまうとどう読まれるか。
何と「みとめ しき」と読まれてしまい、正しく熟語として読んでくれない場合もあるのです。

ただし、これは、最新のメールソフトを使っている場合には解決しているソフトもあります。しかし、古くからパソコンを使っているかたの場合、まだ解決していないこともあります。よって、送信する前に改行部分がどうなっているのか確認した後、送信するようにしてみてください。

また、空白を使って文字数を揃えるといったこともしないでください。
「認識」を「認 識」と書いてしまうと、やはり「みとめ しき」と読まれてしまいます。

●返信する際
返信する場合には、通常、前のメールの引用部分に引用符をつけて送信しますね。

スクリーンリーダは、文頭に引用符がついているときちんと認識して通常と違った声の高さにして読み上げてくれます。
これで、視覚障碍者は、今読み上げている部分が引用された部分であると理解できます。

ただし、自分で勝手に作った引用符の場合は、認識できません。
引用符として認識しているのは、[> ]の記号のみです。

また、あまりに長い引用を付けるのは、避けましょう。
引用部分よりも返事の方が短かった場合は、ちょっとがっかりしてしまいますからね。

また、引用を後に持って来て、先に返事を書いてしまう書きかたもあります。
そして、引用部分の頭に「以下は引用です」と書いてしまうと、もうこれ以上読まなくてもいいんだな、とわかって親切でしょう。

●署名等、名前の後に「ふりがな」を表記する
スクリーンリーダーは、名前や地名を読むのが下手です。
思いもよらない読み方をすることがあります。
これでは、実際に会って名乗った時に、誰だかわからないことになります。

ただ、PC-Talkerには、熟語辞書登録機能があります。
あまりにもかけ離れた読み方をする場合は、ユーザーさん自身でスクリーンリーダーの熟語辞書登録をされると思います。
しばらくは、お名前にふりがなを書き添えてみてください。

●英語表記は、カタカナに直す
これは、先の「英語の読み方」でも説明しましたが、スクリーンリーダーは、英語を読むのが下手です。
できるだけ、英語やアルファベットの略文字は使わずに、読み上げを考慮した書きかたにしてみてください。

●HTML形式のメール
一昔前のテキスト形式のみを表示するメールソフトでは、HTML形式のメールをもらった場合、タグが表示されてしまって大変読みにくいものになってしまうことがありました。

視覚障碍者用メールソフトは、テキスト形式のみを表示するソフトです。
しかし、きちんとHTML形式にも対応するようになっていて、HTML形式でもらってもタグを表示しないように設定できます。
ですから、最近は、あまり気にしなくても大丈夫です。

●添付ファイルについて
添付ファイルを付ける場合は、メール本文中にファイル名と
どういった種類のデータなのか簡単に説明を書いておいてください。

例1:このメールに画像ファイルを添付します。
   晴眼者にみてもらってください。
   ファイル名:image.gif

例2:このメールに圧縮データを添付します。LZH形式で圧縮してあり、
   展開するとWordファイルです。
   ファイル名:date.lzh

しかし、添付ファイルを開けない、読めない視覚障碍者もいらっしゃいます。
できるだけ本文中にテキストで内容を記載しましょう。

●最初に自分の名前を名乗る
メールのヘッダに自分の名前をつけている場合は、メールリストを読み上げさせたときに誰から来たメールなのかわかります。
しかし、ヘッダには、メールアドレスだけで本文中にも自分が誰なのか名乗っていないメールもあります。

最後の署名の部分のみに表記する方もいらっしゃいますが、最後まで読まないと誰なのかわからないと言うのは、ちょっとイヤじゃありませんか?

と言うことで、メール本文の最初に簡単に名乗ってしまいましょう。

さて、メールで気になるのは、きっと「顔文字は、どうなるのか?!」だと思います。
顔文字については、長くなりそうなので、また、次号で紹介いたします。

キー操作のコツ

今回では、よくミスをしやすいキーボードでの操作について紹介します。

何をミスしやすいのか?

それは、複数のキーを一度に押す場合。

皆さんもよくされると思います。

   Ctrl+Alt+Delete(コントロール オルト デリート)

Windows98やWindowsME時代は、呪文のようにして使いませんでしたか?

私って、何だか上手く行かないのよね。
と思っているかた!それは、キーの打ち方が間違っている恐れがあります。

パソコンサポートをしていて
「コントロールキー、オルトキー、デリートキーと押してください」
と言うと、大概の人は、この3つのキーの上に指を置いて、全部を同時に押そうとします。

これが、意外に上手く行きません。

もし、ホンのちょっとでも先にDeleteキーに力が入ってしまったら、どうなるでしょう?

何かを選択していた場合は、それが削除されてしまう恐れがありますね。

また、Altキー単体にも重要な操作があります。

試しに、Altキーを押してみてください。

メニューバーの「ファイル(F)」の部分の色が変わったことと思います。

Altキーを押すことによって、メニューバーの「ファイル(F)」が選択されるのです。

CtrlキーとAltキーとDeleteキー。

この3つのキーの中で、単体で押しても何も起こらないキーがあります。

それは、Ctrlキーです。

他のキーは、何らかの作業をしてしまう恐れがあります。

実は「コントロール オルト デリート」と言う言葉の順番にも意味があったのです。

まず最初に、Ctrlキーを押してしまってください。
何も起こりません。

そのまま、Altキーを押します。こうしても何も起こりません。

そして、CtrlキーとAltキーを押さえたまま、Deleteキーを軽く叩きます。
すると、始めてパソコンが動作します。

これが、Ctrl+Alt+Deleteの正しい打ち方です。

まぁ、Ctrl+Alt+Deleteの場合は、タイミングによっては上手く作動しない場合があります。

そんな時は、これまたCtrlキーとAltキーを押さえたまま、Deleteキーをポン、ポンポンと連打してみる手もあります。

視覚障碍者パソコンを操作する上で、2つ以上のキーを同時に押すことはよくあります。

その場合は、言われたキーの名前の順番通りに押さえ続けながら最後のキーを叩くのがコツです。

スタートメニューを開くときに使う、Ctrl+Escキーが上手く使えない場合、2つのキーを同時に押そうとしているのが原因であることが多いです。

Ctrlキーを押したまま、Escキーを軽く叩くようにしてみてください。

コピーしようとして、Ctrl+Cをしたら、c の文字がズラーッと並んだ経験はありませんか?
まずは、Ctrlキーを押さえてしまってくださいね。

視覚障碍者と画像認証について

先日「ユーザービリティの研究をしている」という学生さんからサイトの検証を頼まれました。
さて、アクセスしてみると・・・

ページ全体が画像なのです。
ブラウザに表示されている題名も内容も全部画像。
テキスト代替は、書いてありません。
「タイトル」さえもURL。
よって、スクリーンリーダーで読むと何も読み上げてくれないのです。

言っている意味が、わかるでしょうかね?

今、このブログを読んでいますよね。
これは、テキスト形式で書かれているものを読んでいるわけです。

Windowsのアクセサリーの中にペイントというお絵かきソフトがあります。
マウスを使って絵を描くソフトなのですが、ちょっといじってあげるとキーボードから文字入力することもできます。
でも、ペイントで書いた文字は、テキストではありません。
あくまでも、画像内に描かれた文字。
これを読むためには、目で確認しないと読めません。
(OCR使えば読めるよ!と言われそうですが、それは、置いといて)

ただ、この技を応用して、家の子は、海外に転勤してしまった友達とメール交換しています。日本語表記のメールは、海外へ送った場合文字化けしてしまうことがあるのです。
しかし、ペイントで文字を書いて、画像として添付ファイルで送るのです。
そうすると、画像ですから全く文字化けせずに本文が読めると言う技です。

さて、先の学生さんのサイトもこれと同じく、画像に描かれた文字。
テキストではありませんので、スクリーンリーダーでは、読めません。

晴眼者的に表現すると、

       開いたら真っ白けのページだった!

というものだったのです。

最近、大手の無料メール配布サイトやブログサービスサイトで新たにIDを取る際、画像認証をしないといけなくなっているのをご存知ですか?

画像認証する、これも、絵の中のに描かれている文字を読んで入力させることです。しかも、わざと汚したり、文字自体を曲げたりして整った形になっていません。

画像認証は、今、アカウントを作ろうとしているのは、自動サイン イン プログラムではなく人間が操作を行っていることを確認するためのものです。

通常、自動サイン イン プログラムには、画像の中の数字や文字を認識することはできません。特に画像認証の画像は、わざと汚したり、くずしたりして文字や数字を描いていますからパソコンが文字として認識するのは、かなり難しいことになります。

これにより、アカウントの不正な作成やアカウントの悪用、ひいては、迷惑メールの送信も防ぐことができるというものです。

視覚障碍者さんも実際にパソコンの画面を目で見ているわけではありません。
パソコンが機械的にテキストの部分を読み取っているわけです。
この画像には、テキスト代替がありません。
ですから、画像に何と書かれているか、わかりません。

ということで、画像認証は、自動サイン イン プログラムだけではなく視覚障碍者パソコンも締め出してしまったのです。

これには、全くもって弱ってしまっているわけなのです。

ただ、最近は、音声を聞いてから入力させるシステムを使うサイトもあります。しかし、音声システムが主流になってくると今度は、聴覚障碍者さんたちが問題になることでしょう。

では、画像認証と音声認証の両方を導入しますか!
そうなると、聴覚も視覚にも障碍のある人は?
とやっぱり、問題があるのです。

まぁ、今回のまぐまぐさんのようにメールで個別に対応するサイトも増えるかもしれませんし、もっと画期的なシステムが開発されるかもしれません。

そして、そういうことをサポートするために、私たちのようなITサポータが必要なわけです。

でも、本当は、そういったセキュリティシステムが必要ないネット世界というのが一番いいのですけどね。

英語の読み方

視覚障碍者さんで、パソコン操作をそれはそれは、流暢におこなっている人に実際にお会いしてサポートやお話をすると、あれ?と思うことがあるのです。

それは、視覚障碍者さんがおっしゃる独特の言葉。

例えば、Altキー。

これは、通常「オルト キー」と読むことでしょう。

ところが、AltキーをPC-Talker XP の読み秀に読ませると「アルト キー」と読むのです。

えっ?本当は、アルト キーなのかな?

PC-Talkerには、付録ソフトとしてキーを押すと1つずつそのキーの名前を教えてくれる「キーボードガイド」と言うソフトがあります。
そのソフトで「Altキー」を確かめると「オルトキー」だと教えてくれます。
ですから、「Altキー」は、やはり「オルトキー」なのです。

ちょっと、試しにPC-Talkerの読み秀に

This is a pen.

を読ませてみると、「ディス イズ エー ペン」と読み上げてくれました。

実は、PC-Talker XPの日本語エンジンは、私と一緒で英語が苦手なのです。
この矛盾点を晴眼者サポータの皆さんは、事前に知っておく必要があります。

晴眼者はマニュアル本などで文字を見て、その読み方を覚えることでしょう。
しかし、視覚障碍者さんは、文字を見る機会がないのですから、PC-Talkerの読みあげる読みかただけを聞いて覚えるわけです。

なお、最新のPC-Talker XP  Ver.3や PC-Talker Vista 以降を使うときれいな英語エンジンで音声ガイドできるようになりました。

ただし、正しい読みかたを後から登録することはできます。
でも、それも正しい読みかたがわかればの話です。

この他にも、英語ではなくカタカナで書いてあっても、下記のような言葉は、よく間違えられます。

folder(フォルダ)     を ホルダ
Active(アクティブ)    を アクテブ
manual(マニュアル)    を マニアル
edit(エディット)      を エリット もしくは、エジット
list view(リストビュー)  を リストリュー

聞いている分には、正しく発音しているようにも聞こえます。
しかし、ユーザーによっては、正しく聞こえない言葉もあるようです。

メールで何をどうされたいのか書いていただいた時に、あれ?と思うので気がつきます。

しかし、ご年配は、Tシャツをテーシャツと発音されますから、そういう言い方もありでしょう。

まぁ、ここにも property (プロパティ)をプロバティと記載する人がいますからね。

ところで、当初、例えに、Windows MEを使おうと思っていたのです。

Windows ME

これを皆さんは、何と読みますか?

私は、ウィンドウズ エムイーと読んでいました。
ところが、WEB上を調べてみたところ、ウィンドウズ ミーが正しい読みらしいことがわかりました。

参考サイト:IT用語辞典 e-Words より「Windows Meとは」
http://e-words.jp/w/Windows20Me.html

ここで、あぁだこうだと言っていても始まりません。
と言うことで、本家のMicrosoftさんに伝がありますので、メールで伺ってみました。

お返事には、

もうすでに両方の呼び方が十分に広まっていて、どちらが正解というわけではないのですが、マイクロソフトでは当初 「ミー」 の方を推奨していたようです。
どうぞ呼びやすい方で、呼んでください。

ガーン!
ウィンドウズ ミーの方が推奨されていたとは!
ということで、勉強になりました。
ありがとうございます!

実は、PC-Talkerもウィンドウズ ミーと読みます。
違うよねぇ、と思っていたのですがね。

右クリックの代わりのキーはどれ?

前号で、実行のためのクリックの代わりになるキーは、どれになるのかを紹介しました。

実行のためのクリックは、エンターキー。

ご理解いただけたでしょうか?

では、マウスの右クリックは、どのキーになるのでしょう?

その前に右クリックと言うのは、マウスの右側にあるボタンを1回押すことです。
クリックは、左側のボタンを1回押すことです。
ダブルクリックは、やはり左側のボタンなのですがリズミカルにカチカチッと2回続けて押すことになります。
ただし、ダブル右クリックというのは、ありません。

さて、何か選択した部分で右クリックすると、その項目で何ができるのか、一覧のメニューが表示されます。

右クリックの代わりをするキーは、アプリケーションキーと呼ばれるキーになります。

通常は、右側のオルトキーとコントロールキーの間にある漢字の「目」に似た感じの絵が描いてあるキーです。

ただ、アプリケーションキーが無いパソコンも、たまにあります。
その場合は、シフトキーを押しながらファンクション10キーを押すと右クリックと同じような動作をします。

しかし、私が視覚障碍者をサポートする場合、アプリケーションキー(もしくは、シフトキーを押しながらファンクション10キー)での作業は、あまりお勧めしていません。

今回は、右クリックに代わるキー操作と兼ねて、サポートをする際のコツを紹介します。

晴眼者がマウスで作業する場合、目的のアイコンをピンポイントで選択することができます。しかし、視覚障碍者は、目的のアイコンまで地道に移動しなければなりません。

また、晴眼者は、右クリックしてメニューが開いたら、中にどんなコマンドがあるか一瞬にしてわかります。
右クリックして開くメニューは、右クリックした項目によって違うのです。
もしメニュー内に目的のコマンドがない場合は、何らかの別の方法をすぐに考えることができます。

しかし、視覚障碍者は、パッと判断できません。
一旦、メニュー内の項目を全て読んでみないとわからないわけです。
メニュー内をグルッと一回りして、目的のコマンドが無いとわかってから、何らかの別の方法を考えなければなりません。

また、何故その時、メニュー内に目的のコマンドがなかったのか?
というのも大きな疑問になり、視覚障碍者は、作業する際、迷子になってしまうことも少なくありません。

サポートする前に、どういう作業方法でするのが作業数の少ない方法なのか、また迷子にならずに済むか、サポータは、よく考慮する必要が生じます。

では、今回も実際にキーボードだけで作業してみましょう。

これから、ご説明することは、スクリーンリーダを搭載していなくても、Windowsのパソコンならばできることです。
メルマガを読みながら作業してみてください。

では、今回は「システムのプロパティ」を表示させてみましょう。

設定は、スタートメニューがクラシックスタイルになっているものとします。
よって、「マイコンピュータ」のアイコンは、デスクトップ上にあります。

マウスで操作する場合は、即、デスクトップ上の「マイコンピュータ」アイコンを右クリックしてメニューを開き、プロパティでクリックすればいいことですね。

では、これをキーボードだけで操作してみましょう。

それで、マイコンピュータのプロバティから表示する方法とコントロールパネルから表示する方法で比べて、検証してみましょう。

マイコンピュータのアイコンは、デスクトップ上にあるものとし、コントロールパネルは、スタートメニューの「設定」内にあるとします。
また、フォルダの表示は、「アイコン」ではなく、「詳細」に設定します。

マイコンピュータのプロパティから開く方法

  1. タブキーでデスクトップ上をデスクトップアイコンの先頭が選択されるまで移動します。
  2. 上下左右矢印キーで、「マイコンピュータ」アイコンまで移動します。
  3. マイコンピュータでアプリケーションキーを押します。
  4. メニュー内を上下矢印キーで移動し、プロパティでエンターします。

コントロールパネルのシステムを開く方法

  1. スタートメニューを開き、「設定」まで上下矢印キーで移動します。
  2. 右矢印キーで開き、上下矢印キーでコントロールパネルを選択します。
  3. エンターしてコントロールパネルを開きます。
  4. コントロールパネル内を上下矢印キーで移動し、システムでエンターします。

さて、こうやって書いてみると4項目ずつですから作業数的には、変わらないように思えますよね。

しかし、「マイコンピュータのプロパティから開く方法」には、デスクトップ上のマイコンピュータにたどりつくまでに決定的な致命的な問題があることを忘れています。

それは、デスクトップ上のアイコンが、時々 動く ということです。

何かインストールした、何かダウンロードした、と言うときに勝手にアイコンがデスクトップ上に出来上がってしまうことがあります。

晴眼者は、画面を見て、すぐに確認できます。
しかし、視覚障碍者は、画面を見れないのですからなかなか気がつきません。

そして、今回のような作業を何度かやってみて、この前までは、上下矢印キーで移動したら行きつけたのに!
今回は、見つからない。何故?
となりやすいのです。

なぜかと言うと、それは、デスクトップ上にアイコンの2列目ができていて、右矢印キーで移動しないといけなかった!ということが多いのです。

これは、晴眼者サポータが常にそばいれば、すぐにわかります。
しかし、視覚障碍者だけでは、なかなか気づかなかったりします。

このようなことは、右クリックだけのことではありません。

パソコンの操作の中には、晴眼者ならではの技があり、それをそのまま視覚障害者向けの操作に直したのでは、混乱する元になるかもしれないことを覚えておいてくださいね。

マウスでのクリックの代わりのキーはどれ?

視覚障碍者パソコンの操作方法について、紹介しました。

キーボードだけで操作しているんだ!
ということがご理解いただけたでしょうか?

さて、キーボードだけで、操作できるショートカットキーの存在は、
ご理解いただけたと思います。

次に疑問に思うのが、マウスで操作するところの実行するための
「クリック(もしくは、ダブルクリック)」
そして、「右クリック」にあたるキーはどれになるのか?
という疑問でしょう。

ダブルクリックする。

「シングルクリックで選択し、ダブルクリックで開く」と設定している場合、
これは、何かを選択した後に、実行するということになります。

どうしたら、実行できるのか?

では、ここで、実際にキーボードだけで操作体験をしてみましょう。

これから、説明することは、スクリーンリーダを搭載していなくても、
Windowsのパソコンならばできることです。

このメルマガを読みながら作業してみてください。

では、まずは、スタートメニューを開いてみましょう。

スタートメニューと言うのは、Windowsのスタートボタンをクリックすると
開くメニューのことです。

キーボードにWindowsキーがある場合は、押してみてください。
Windowsキーとは、Windowsのマークが描いてあるキーのことです。

たまに、Windowsキーの無いパソコンもあります。
その場合は、Ctrlキーを押しながらEscキーを1回ポンと打ってみてください。

スタートメニューが開きましたか?

では、メニュー内を移動します。

上下矢印キーを押してみてください。

色の変る項目が上下矢印キーを押すことによって移動していきます。
この色の変わった項目が、現在選択されている項目になります。

でも、この一連の動作は、画面を見ているのでわかりますね。

これがスクリーンリーダー搭載機の場合、どうなるかと言うと、
全部音声で説明してくれるのです。

スタートメニューが開けば「スタートメニュー オープン」と言います。

スタートメニュー内を上下矢印キーで移動すると、青く変わった項目の
文字表記の部分を読み上げてくれます。

では、実際にスタートメニューの選択したところを起動させてみましょう。

通常、マウスならクリックですね。

マウスを使わずに、どうやって起動させるか?!

答えは、エンターキーを押せばいいのです。

マウスでの実行のためのクリック(もしくは、ダブルクリック)は、
エンターキーだったのでした。

ただ、たまに、エンターキーでは、実行できないソフトもあります。

キーボードだけでは、操作できないのかな?
と思ったら、それは、スペースキーで実行だった!と言うタイプもあります。

皆さんも、実際にいろいろ試してみてくださいね。

右クリックに関しては、また次号で紹介いたします。

視覚障碍者パソコンの紹介(2)

視覚障碍者パソコンは、喋る!と紹介しました。

では、今回は、どうやって操作しているのかを簡単に紹介いたします。

画面を見て操作しているわけではない!

ということは、ご理解できると思います。

画面を見ずに操作するということは、つまりマウスは使えない!
ということなのですが、ご理解いただけますか?

視覚障碍者IT支援方法の講習会をしたことがあるのですが、その時に
「視覚障碍者用パソコンでは、マウスを使いません」
と言うと皆さん、一様に「えっ?!」という顔をされます。

どうも、晴眼者が画面を見て、視覚障碍者がマウスを操作する、
「もうちょっと右、あっ、もうちょっと左・・・」といった
マウスポインタの位置を誘導してサポートするのでは?
と思っていらっしゃるようです。

マウスを使わずにパソコンを操作できるなんて!?本当?

できるんですよ!

慣れてくると晴眼者でも、マウスを使わない方がパソコンをスムーズに
使えるようになるのです。

このマウスを使わない操作方法については、私のホームページ
「1から始めるお母さんのためのパソコン教室」でも紹介してあります。
http://www1.tcnet.ne.jp/k-saku/person/page_20.htm

どうぞ、後で参考になさってみてください。

視覚障碍者パソコンの紹介(1)

まず、視覚障碍者用パソコンを見て、最初にビックリされるのが、
全く普通のパソコンである!ということです。

今、あなたが使っているパソコンと何ら変わりは、ありません。
電気屋さんで普通に売っているパソコンなのです。

では、何が違うか!?

実は、喋るんですよ。

当たり前の話ですが、視覚障碍者は、目が見えません。

目が見えないということは、今、あなたが見ている「この」画面が
全く見えないということです。

しかし、聞くことはできます。

視覚障碍者用のパソコンは、この画面に書かれている文字を読み上げて
もらって操作しているのです。

もちろん、読み上げているのは、人間ではありません。
パソコンに「スクリーンリーダー」と呼ばれる、画面を読み上げるソフトを
インストールして使っているのです。

私がサポートしている視覚障碍者さん達は、高知システム開発の
「PC-Talker(ピーシー トーカー)」というスクリーンリーダーを
使っています。

このメルマガでは、PC-Talkerを使った支援について紹介していきますので、
よろしくお願いいたします。

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